第29話 変人集団の文化祭 Part2   Part1へ戻る

 真摯な表情の恵。その『頼み』であれば答えてあげたい。
 意外と意気に感じるタイプの真理はそう思う。しかし頭をぽりぽりと掻き始める。
「うーん。話はいいけど…実はアタイは今年の中尾先生しか知らないんだよね」
 困ってしまった真理。
「ええっ? 転校生なんですか」
「いや…今年の入学だから」
「えええええっ????」
「……驚きすぎだろ…あんた…」
 苦笑する真理だが納得もしていた。
 ステージ衣装と言うことで派手にしていた。
 ちなみに他所の高校だと「衣類の乱れは心の乱れ」と正す傾向があるが
「その程度で乱れさせなどしない」と言う絶対の自信を持つ教師陣なため、多少の羽目はずしは見逃されていた。
 さすがにヌードはアウトだがビキニ程度はOK。
 男子は股間を。女子はそれに加えて胸も隠してあれば露出は大目に見られていた。
 メイクなども芝居とかステージであればOK。アクセサリーはあまり高価のものは盗難・紛失があるので好ましくないと言う程度。
 この日の真理だが…まずチューブトップとレザーの超ミニスカート。
 メイクはもともとプライベートではしていたが、ここはステージと言うことで遠くからでもよくわかるように濃い。
 銀のクロスのロザリオ。耳にはイミテーションだが光るものが。
 そして露出した左の肩には青い蝶のタトゥー…もちろんシール。クレンジングで簡単に落ちるが…目立っていた。
 なんと言っても自前の二つのふくらみ。これがど迫力。これだけ威圧的では『15歳』には見ないだろう。
「まぁいいさ。慣れてるし。それよりちょっと今は時間がない。『ステージ』が終わったら話すってことでどう?」
「は…はい。それでいいです」
 取っ掛かりがつかめたので、逃すまいと返事をする恵である。

 若葉姉弟は宛てもなく展示物を見ていた。
「鉄道研究会…珍しい電車でも見られるのかな。姉ちゃん。入ってみよう」
「もう。しょうがないなぁ」
 なんだかんだで年下。「姉と弟」である。無邪気に騒ぐ朝弥と、面倒を見る綾那であった。だが
「見てみて朝弥。この電車。なんだか素朴な感じ」
「見ろよ。姉ちゃん。このスピード感は凄いかも」
 展示写真に大騒ぎの二人だった。
「あっ。こっちは北海道の電車だって。朝日をバックに綺麗」
「それならこっちの九州の夜の電車もかっこいいぜ…あれ?」
「どうしたの? 朝弥」
 怪訝な表情の弟に尋ねる姉。
「この二枚…撮影日がいっしょだ…しかも撮影者の名前も」
「えっ? 北海道と九州を?」
「そうです。同じ日に撮りました」
「わっ」
 背後からの突然の声に驚く姉弟。そこには体格のいい短髪の男がいた。
「あっ。白鶴さん。写真ありがとうございます」
 挨拶する無限塾の生徒。
「OBなのかな?」
 転入生の上に一年生の綾那ではそのコメントも仕方ない。
「いやぁ。そういうわけじゃないんですよ。たまたま東北で同じ電車を撮っていて意気投合して、展示用に写真を貸すと約束してたんです。あ。ちなみに『白鶴』と言うのは本名じゃないですよ。そういう電車がありまして。これがまたいい電車でしてねぇ…」
 その後も「白鶴」氏は薀蓄を語っていたが、携帯の着信音で中断する。
「はい。ああ。どうも。ああ? はい? 今から静岡に来いぃぃ? うーん。確かにあれが走るのは知ってましたけど…判りました。今から車を飛ばしていけば間に合うでしょう。はい。失礼します」
 電話を切ると
「ごめんなさい。呼び出されました。今から静岡へ電車の撮影に出向きます。後ほど熱く語りましょう」
 そそくさと部屋を出て行った。
「行っちゃった…電話一本で静岡まで電車の写真撮りに…」
「世の中には…いろんな人がいるなぁ」
「そうだねぇ」
 半ば感心している若葉姉弟である。

「いらっしゃいませぇ」
 愛想良く笑うみずき。家でも「ウェイトレス」しているせいでか、つい接客には愛想を振りまいてしまう。
 これがまた背丈こそ足りないものの、ファニーフェイスと大きな胸のアンバランスが受けて
(専門用語で「萌え」)
1年2組の喫茶は大盛況だった。
 この日は制服の上着は脱いでいた。そして胸元を覆うタイプのエプロンを持ち寄りウェイトレスとしていた。
 かえってその方が文化祭らしいと受けていた。
 みずきは仕切りの中へと入る。今度は低い声で「この忙しいのに七瀬はどこに行ったんだよ?」と尋ねた。
「及川なら家庭科部のほうに行ったぜ。そろそろ準備開始だと」
「あっ…そーか。それじゃ仕方ねーか」
 出来合いのものを運んで出すだけだが、それでもこの局面では頼りになる七瀬がぬけているのは痛い。
「赤星。そろそろ客がつっかえてきた。運んで」
 いないものを思うより現実対処。
 みずきはやや高めの可愛らしい声(いわゆるアニメ声)で「いらっしゃいませぇ」と愛想良く迎え入れる。
 少女を演じ続けて八ヶ月。スカート姿で街を歩き、授業は全て女子のもの。着替えもトイレも女子用を。
 すっかり女の世界になじんでしまっていた。だから客相手に愛想を振りまくくらいは簡単にできるようになった。
 本当の女でも二面性はある。だからこれはみずきが女に近づいた証かもしれない。

 それが後にあんなトラブルになるとは…この時点では誰も考えてなかった。

 ステージ。凄まじい大音響。それが理由で中尾恵は半ば耳をふさいでいた。
 演奏はさすがに高校生。そんなに上手いわけではない。でも「耳を塞ぐ」レベルでもない。
 練習を続ければ充分にいけるだろう。ただ、今はそこまでには達していない。
 それでもこの場はひたすら『乗り』がテクニックを上回っていた。『Groove』と言うともうちょっとしゃれているか。
 真理も乗っていた。
 彼女にも演奏が未熟なのはわかっていたが、どうにもこうにも楽しさが先にたつ。
 (知らなかった…自分自身…アタイってけっこう目立ちたがりなのか…ギャラリーの視線がいい…これならアタイが赤星と替わってやってもよかったかな)
 そんなことを考えつつ、英語の歌を難なくこなして行くあたり見事であった。
 成績のよくない彼女だがそれはあくまで『成績』の話。
 実は意外に語学は達者である。やはりグローバルな環境でのせいか。
 ちなみに…口の悪い彼女だがそれはあくまで日本語の話。
 これには別の理由もあるがそれはまた後程として、英語だととても女らしい響きにとられるようだ。

 客席のボルテージも上がる。
「真理ーっっ」
などと呼び捨てにされて内心むかついた彼女も。
「真理さぁん」という女子の甘い声に戸惑う。
 一年生の彼女。年下は存在しないわけだが…果ては
「真理さまぁ」と。さらに
お姉さまぁ」と女子たちに支持されていて、さすがの真理も若干引き気味。
「くっくっくくく」
 女の子にもてもての真理を、笑いをかみ殺してみている榊原であった。

 巡回していた三人娘だったが…
「あの…まじんちゃん。友恵ちゃん。あたしそろそろ行かないと」
「そうでしたわね。がんばってくださいね」
「応援してますです」
「ありがとう」
 仲間二人に励まされて佐倉みなみが離脱する…はずだったが二人ともついてくる。
「あの…まじんちゃん。友恵ちゃん。あたしは大丈夫だよ」
「いいえ。やはり特別なことをするときは、特別な衣装を着るべきですわ」
「ええっ?」
 おっとりととんでもないことを甘い声で言い出す友恵。それに対して「ありがた迷惑」とはとても言い出せないみなみの性格。
 友恵に押し切られて更衣室へ。そして着替えて出てきた。
「思ったとおりですわ。よくお似合いです」
「雰囲気出てます」
「そ…そうですか?」
 みなみはジプシーのような衣装に身を包んでいた。
 そう。彼女は有志で「占い」をするのであった。
 そしてみなみの得意がタロット占いと言うことで、友恵がそれらしい衣装を用意していたようだ。
「でも、なんだかタロットと言うより水晶玉を見てそうな気がします…」
「言われて見れば…」
「これでいいのです。みなみちゃんはおとなしいからお客さんに押し切られかねません。まずは形から。これだけ占い師らしければみんな信じてくれますっ」
 根拠のない自信に満ち溢れた久子の激励。
(まじんちゃんは押しが強すぎですぅ)
 結局は押し切られているみなみである。

 放送室。
 思いつめた表情で訊ねてくるくらいだ。内密の話と見ていい。
 そこで「借りていた機材を帰す」と言う名目で(ちなみにウソだが)真理は放送室の鍵を手に入れた。
 完全防音。聞き耳を立てられる心配も要らない。
「ここなら安心だろ。さて。何を聞きたいのかな?」
「は…はい。父のことなのですが…あの…学校ではどんな様子です?」
「どんなって…ちょっと陰険だけど普通の先生じゃないか?」
 これでも最大限に優しい言い方をした真理である。
 本音を言えば大嫌いなのだが、まさか娘の目の前でそれはいえない。
 じゃあこの場も取り繕えばいいかと思うが、それでは「真実」を探しているらしいこの娘の要求にこたえられない。
 第一、真理はその手の行為が苦手だった。
「…あたしの知っている父はむしろ熱血漢でした。生徒に嫌われるとしたらその暑苦しさで」
「ええっ? カオスが熱血?」
 その『あだ名』を言ってしまってから口を塞ぐ真理。
「カオス…混沌って言う意味ですよね? あまりいい響きの言葉じゃないですよね」
「い…いや。ほら。『なかおすぐる』でしょ? だから間で。ね?」
「そんな風に生徒の人に嫌われるなんて…父はあの事件から本当に人が変わったみたいです」
「あの事件?」
 鸚鵡返しにつぶやいてから十郎太が言っていたことを思い出す。
(そういや殺人鬼相手に大立ち回りで相手を殺してしまったと言う話だっけ。でも不可抗力って奴じゃないのか? まぁ不可抗力でも人一人の命を奪ってしまえば性格も変わるかな…)
「うーん…」
 困ってしまった真理はコントロールデスクに手を突いてしまう。そのときにあるスイッチを入れてしまったが、話に夢中で気がつかなかった。
「まぁなんだね。アタイでよければ相談に乗るよ」
「はい。よろしくお願いします」
 やっと笑顔の出た恵。「味方」を得たとなればもっともだ。
「さて。どうする? 『去年』を知っている先輩なら何人か心当たりがあるが。タカビーお嬢様とへっぽこファイターだけど」
「タカビー? へっぽこ?」
 きょとんとする恵。
「まぁいいや。出ようか」

 放送室を出た。扉を閉めて鍵をかけていたら『タカビーお嬢様』橘千鶴と『へっぽこファイター』入来蛮が血相を変えてやってきた。
「ありゃ? 先輩たち。ちょうど良いや。この娘が」
「村上ぃ。どういうつもりだこらぁ。名前こそ出してねぇがへっぽこだとぉ?」
「え゛」
 何でそれを? 音が漏れないように放送室を使ったのに。まさかこの先輩もマリオネットマスター?
「心外ですわ。私のような親しみやすい人間をつかまえて高飛車だなんて」
「えええっ。どうしてそれをっ?」
 さすがの真理も混乱する。
「どうしても何もあるかぁ。いきなりそのあたりから放送で流れたぞ」
「ええっ?」
 真理は慌てて放送室の扉を開けて中へ。そしてマイクのスイッチが入っていることを知り
「あっちゃーっ。手を突いたときに入れちゃったのか…それにしても随分と高性能なマイクなんだな。マイクに向かってないどころか背を向けていた声が拾えるなんて」
「さぁ。取り消せ。オレがへっぽこじゃないってなぁ」
「私もですわ。高飛車なんてイメージを坂本君にもたれた日には」
 続いて入っていた入来と千鶴が猛抗議。
「はは。ごめんごめん」
「なんだその謝りかたわぁ」
「誠意がありませんわ」

 マイクのスイッチを切ってなかったことに気がついたのは、散々言い争った後であった。

 放送でいきなり自分の名前が出たのでたまらなかったのが坂本である。
「よう。もてるな。色男」
「橘コンツェルンのトップに立つのかな」
「い…いや…あの…」
 男たちはからかう。これはまだ良い。
 凄まじい目でにらんだり、泣きそうな表情の女子にはもっと困った。
 思わずその場を逃げ出した。そしてとっさに入った教室。それは家庭科室であった。

「坂本先輩…どうしたんですか?」
「お…及川君。どうしてここに?」
 動転して妙なことを口走る坂本。
「家庭科部はここで調理実習してるんです。いろんな創作料理を作って御意見を貰ったりして」
「あ…ああ。ここは家庭科部の成果の発表に当てられているのか…」
「はい。一生懸命作りました。どれも美味しいですよ』
 余裕の戻ってきた坂本は改めて見渡す。確かに試食サイズであるが、さまざまな料理が並んでいる。
「これをみんなで?」
「はい。先輩もいかがですか」
 にっこりと勧める七瀬。部活用の実用性のみのエプロンではなく、自宅で用いている装飾の多いエプロン姿。
 他の女子もそうだから、どうやら外部の客を意識して今回は許されたらしい。
 その姿にぽーっとなる坂本。
(やっぱり可愛いなぁ。及川君)

「それじゃ一ついただこうか。及川君の作ったのはどれかな?」
「え? 私のですか。ちょっと恥ずかしいんですけど…」
 頬を染めて手渡す七瀬。
 さすがに指名されるのは考えてなかったのだ。
 手渡されたのは煮物。なんとも堅実な印象である。
(家庭的だなぁ…いいなぁ。こんな食卓…)
 ゆっくりと口に運ぶ。じーっと見つめる七瀬。
(ねぇ。今日の晩御飯。新しいメニューにチャレンジしたの。美味しい?)
 そんなセリフを思い描いてしまう。気分は新婚夫婦の旦那さんだった。
「うん。美味しい。これなら今すぐお嫁さんになれるよ」
 いきなり願望が口をついてしまった。けど常套句と受け取った七瀬は単純に喜ぶ。
「よかったぁ。私、甘い味が好きなんでつい甘くしちゃうんですよね。だから不安だったんです。一人でも美味しいと言ってくれるなら」
「いや。僕も美味しいと思います」
 声は別のほうからした。
 中肉中背。端整な顔のメガネの青年。
「この煮物はあなたが作ったんですか?」
「はい。そうです」
 見知らぬ相手に美味しいといわれて、若干浮かれ気味の七瀬。
「僕は食べ歩きがシュミなんですが、銀座のお寿司より美味しいかも。うまうま」
「わぁ。ありがとうございますぅ」
 この青年におべんちゃらのつもりはなかったが、七瀬は意外におだてに弱いところがある。
「アンケートを書くんですね。ところで本名じゃないとダメですか?」
「いえ。別ににニックネームでも良いですけど…」
「じゃ…『漆黒の竜神』と言うことで」
「及川君。僕も書かせていただくよ」
 慌てて坂本がアンケート用紙を手にする。褒めておいて七瀬の心証を良くするつもりだ。
(やっぱり…彼女しかいない…日を改めてきちんと告白を…)
 坂本は以前から好意を抱いていた七瀬の家庭的な部分を垣間見て、告白の決意を固めた。

 巡回の名目で校内をうろつく中尾勝。
(浮かれ気分だな。これをどん底に叩き落すのも面白そうなんだがな。さすがに小山ゆかりに続いてもう一人消えると警戒も凄いだろう。
ここはせっかくだから外部の人間にするか。さて。手ごろな相手はいないか?)
 うろつきつつ『獲物』を探していた。
 その彼に向こうから近寄るものが。
 黒い肌。耳どころか鼻や唇にもピアスが。
 いかにもな態度。
 不良生徒になれている無限塾生だが、それでも眉をひそめるものもいる。どうやら知った顔らしい。
「ひさしぶりだな。センセーよぉ」
「君は…」
 『中尾の記憶』を紐解く。
(ふん。『熱血指導』についていけずにドロップアウトした輩が、逆恨みのお礼参りと言うところか。どうもこの学校は文化祭では恒例のことらしいな。ちょうどいいか)
「そうだな。人のいないところでゆっくりと話そうか」
 嫌われ者同士。誰も関わろうとしなかった。だから文字通り二人きりになる。

 校舎裏。つくなりいきなり中尾の胸倉を掴む青年。
「いい場所を選ぶじゃねーか。ここなら誰もこねぇ。俺はテメーに対する恨みを忘れたことはなかったぜ」
「それで…どうするつもりだね?」
「決まってんだろうよ。ぶちのめすんだよ。テメーをよぉ」
「だったらこの右腕はなんなのだ? 相手を固定したが攻撃手段は著しく減った。私は左腕にだけ注意すればよいのだからね。
蹴りと言う選択肢もあるが、どうしても動作が大きい。よけるのは容易い。ましてこの近距離だと、逆に蹴りも充分に威力を発揮できない。
 そんなことも理解できないとは『赤点』なのも当然だな」
 嫌味なほど理路整然と指摘され逆上する青年。
「て…てめぇっ」
 思わず膝蹴りを繰り出すが見えない力で止められる。
「な…なんだ。動かない?」
「そうそう。私の場合は両手で君を捕らえても攻撃手段には困らない。何しろ心強いパートナーがいるからな」
 だが青年にはゴーストフェイスキラーは見えない。動揺する青年に対して余裕の笑みの斑。
「私の名は斑信二郎。今日はゲームをしていたのだよ。見つかると厄介なんでね。さっさと消えてもらおう。第一、君とは知的な会話が出来そうにない」
「な? 何を?」
「今、殺しのときだ」
 例によって芝居がかって指を鳴らすと、青年の足から炎が出て全身を包み込む。
 そして僅かな時間で生きながらの火葬を終了させた。そう。神聖なる学び舎で聖職者に成りすました殺人鬼は人殺しをしたのだ。
 その興奮にぶるっと震える斑。
(誰にもみられなかったかな? いい。このスリル。たまらない。こんなことなら体育祭のときもやるんだったな)

 そのころ。話をしていたのが恵と入来。千鶴。そして真理である。
 昨年と今年の違いを知る二人が情報を知らせる。
 そして
 「おっ。御本人だぜ。おーい。中尾センセーイ。娘さんが来てるぜぇ」
(なにっ?)
 ないしょの行為がばれて慌てたのは恵だが、よりによって殺人直後である。さすがの斑もドキリとなった。

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