第39話「Love・バレンタイン」当日編   準備編に戻る

 2月14日。バレンタインデー当日。
 七瀬はいつものように赤星家の前で待っていた。程なくして
「じゃあ行ってくるね」
 薫の元気な声。それに続いてみずきが出てきた。
「どうしたの。みずき? 頭抱えて」
 ニコニコとした薫に対して渋面のみずき。彼女は黙って薫の手荷物を指差した。
 それを見ると可愛らしい紙袋。書いてある文字は「Saint ValentineDay」
「薫ちゃん? それチョコ?」
「うん。クラスの男子に配るの」
「へぇ。ちょっと見ていい?」
「いいよ」
 姉も同然の七瀬の言うことなので、すんなりと紙袋の中身を見せる。
 可愛らしくラッピングされたチョコがバッグいっぱいに。
「可愛い。うわぁ。でもこれもらったら男子が勘違いしないかしら?」
 義理チョコなのに。そういう意味。
「ちょっとラッピングに懲りすぎちゃった。てへ」
「まぁ。薫ちゃんたら。うふふ」
 二人が朗らかに笑い出したところで、さすがにみずきが口を挟む。
「七瀬……これが凄い異常な事だって気がつかない?」
「えっ? ちょっと数は多いけどバレンタインに『女の子』が義理チョコくらい…あ」
 ここでやっと薫の本当の性別を思い出した。
「そっかぁ。例年のことなのでなんだか疑問に感じなかったわ」
「……それってかなり問題だよな」
「なによ。お姉ちゃんは本当に女なんだから一つくらいチョコ用意してないの?」
「するわけないだろ。例えダミーでも、それこそ勘違いされたらどうすんだよ」
 そうでなくても男子からラブレターをもらったりしている。
 鬱陶しいので上条か榊原、十郎太と言う自分の正体を知る男子に協力要請して、チョコを受け取ってもらおうとも考えた。
 そんなことをしたら綾那とファイトになりかねないし、榊原だとそのまま押し倒されかねないと思ったので出来なかった。
 後者は正体を知っているだけにあるとは思えなかったが、それでも一年近く「女子」として暮らしていて、自分が危険であることを認識してきたのでこういう発想がでるようになった。

 無限塾。
 一時間目からぴりぴりした空気が漂っている。
(むう。まるで合戦の前のようだ)
 この場合いつもの襲撃を指している。
 特殊な環境の学校だし、生徒も様々なタイプがいるものの、この点に関してはまったく他所と変わりがない。

 二年の教室。
 千鶴が真っ赤な顔をしている。
「おら。どうした。お嬢。坂本にチョコあげるんじゃねーのか?」
 背中を押すと言うよりは揶揄するような入来の言葉。振り返りきっと睨み付ける。
「おだまり。三下。あなたなんかに私のこの気持ちはわからないわよっ」
 ちょっとだけいつものノリをとりもどした千鶴だが、視線を坂本に向けるとまた赤くなる。
 坂本が他所のクラスの生徒と立ち話しているのが教室前方の入り口付近。
 千鶴達のいるのは教室後方の窓際。
 つまり対角線状になっていた。千鶴の席はその辺りではない。
 普段から公言している割にいざ坂本と面と向かうとなると、恥ずかしさが顔を出してきたのだ。
 まして坂本がみずきと別れた(実際はつきまわれていたのが離れたのだが)のは知られていた。
 「ライバル」がいれば強気にも出るが、無風状態で逆に臆した。
「ったく。いつもの強気はどうしたよ」
「そんなこといったって」
 壁に「の」の字。
「ったくよ。じれったいな。おい坂本ぉ
「ば……バカ。心の準備が」
 業を煮やした入来は坂本を呼びつけた。それに対して慌てふためく千鶴。
「ん? なんか入来が呼んでるから。じゃあ」
 呼ばれた坂本は雑談を切り上げて声の主の下へ。
「どうした? 入来」
「お嬢が用事があるんだとよ」
「橘君が? なんだい? 用事って」
「あ……あの…」
 およそ普段の高飛車さからは想像も出来ない。
 恋は人を臆病にもする。

 授業が進み三時間目が終わった。
(よし)
 真理は意を決すると一直線に榊原の机に向かう。次の授業の準備で教科書やノートを入れ替えていたら、目の前に真理が仁王立ちだったのでビックリした榊原である。
 何しろ真理と来たらまるでケンカの前のようなきつい目つき。
「ど……どうしたんだい? 村上」
 仲間内でなら名前を呼び捨てだが、一応他のクラスメイトの手前、以前と同じ呼び方をする。
「ちょっと顔貸しな。昼休みに校舎裏まで来な」
 凄みのある声で用件を告げる。
「は…はい」
 どう見てもスケバンの呼び出しである。

 その昼休み。この日も学食の榊原。しかし真理は学食にも教室にもいなかった。
 どうやらパンを買ったらしい目撃証言はあるのだが。
 不思議に思いつつも指定された校舎裏に。するとそこには真理が既にいた。
「こんなところでパンを食ってて美味いか?」
「ア……アタイの勝手だろ」
 最後と思しきコッペパンを口に押し込み咀嚼すると飲み込む。
 そしてことさら赤い顔で上着のポケットから包みを取り出す。
「これは?」
 真理から差し出された包みが「チョコ」と言う発想がでなかった榊原である。
「チョ…チョコだよ。今日はバレンタインだろ」
「ああーっ」
 ややわざとらしい相槌の打ち方。
「そーかそーか。いやぁ。真理さんがオレのためにねぇ」
 わざとらしくさん付けまでしてみせる。ますます赤くなる真理。
「つ…付き合いだからなっ。七瀬たちがチョコを作るって言うから、付き合いでアタイも作っただけだからなっ。自分で食うのも虚しいから、あんたに渡すだけだからなっ。勘違いするなよっ」
 照れすぎて自分でも何を言っているのかわからない。

ツンデレとオヤジ(笑)

このイラストは参太郎さんによって作成されました。
いつも感謝してます。

「開けていいかな?」
 あくまで紳士的に振舞う榊原。
「勝手にすればいいだろ」
 本音はこの場であけるのは勘弁してほしかった。なぜなら
「……いびつだ」
 作られたチョコはいびつな形状をしていた。
「し…仕方ないだろ。初めて作ったんだから。いやなら食うなよ」
「おっと」
 取り上げようとした真理からチョコを遠ざける。
「バカだなぁ。形じゃなくて心だよ。お前が作ってくれたのが嬉しいんじゃないか」
 わざとらしいほどさわやか過ぎる笑顔。本当に歯が光って見えた。
 しかし真理にしてみたらそれどころではない。
 この気障な台詞にあてられてのぼせたように赤い顔。
「は…恥ずかしいことを言うんじゃねぇ」
 甲高いハスキーボイスがさらに浮ついてきている。
 男相手でもケンカなら堂々としているのに、こういう局面になると意外なほど「乙女」な真理であった。
 どんどんと熱くなる頬を抑えることしか出来なかった。

 昼食時。
「ごちそうさまでござる」
 握り飯を食べ終えた十郎太が、作ってくれた人物に感謝を示して食事を終えた。
 もちろんと言うか当然のように姫子は半分も弁当が片付いてない。
 優雅にお茶を飲みながらの食事では遅いのも当然である。
 ご丁寧に持参した熱いお茶である。
 しかし彼女は昼食を中断した。かばんの中から包みを取り出す。
「十郎太様。これを」
 和紙に包まれたそれを差し出した。
「これは?」
「今日はバレンタインデーといいまして。女性から殿方に親愛の情を示す日なのだそうです」
(微妙に違うけど…まぁいいかな?)
 心の中で突っ込む七瀬。
「ほう。先日より娘衆が浮かれていたのは、その伴天連多院とやらのせいでござるか?」
(バテレンってなんだろ?)
 お箸の先端をくわえながら考える綾那は、まるで子供のようだ。
「さぁ。お受け取りください」
「ありがたき幸せ」
 姫直々の品物を受け取る栄誉…そういってられたのも包みを開けるまで。
 いや。あける前から既に甘い香りが漂っていて、甘いものの苦手な十郎太は渋面になりかける。
「握り飯…いや。チョコレイトでござるな」
 さすがに少女たちもこのときばかしは十郎太に同情的。
 おにぎりサイズのホワイトチョコと言うのはかなりきつい。
「はい。親愛の情をチョコに込めるのだそうです」
 あくまでもニコニコとした姫子。観念して十郎太は食べることにした。
 一口かじり
「うまいでござる」
 はためにも無理しているのはみえみえなのだが、ちょっと舞い上がっていたのか珍しく姫子がその辺りに気がつかない。
「お茶いかがですか?」
 持参した水筒の熱いお茶を水筒のキャップに注ぐ。
「かたじけない」
 甘さを流してしまいたい十郎太は深く考えずに受け取ってしまった。
(あっ。そのキャップ姫ちゃん使ってたよね?)
(これって…間接キス?)
 当事者たちは気がついてない。騒ぎたい衝動を押さえ込んでいる七瀬と綾那であった。

 放課後。この日は茶道部があるので姫子たちは残っている。
「そっかぁ。間接キスって手もあるね。七瀬ちゃん」
「な…何? 何のことよ。綾那ちゃん」
 家庭科部は部活の日なので七瀬が準備していた。
 上条のマン研も部活の日なので綾那のイベントはその後だ。
 だから時間つぶしがてら七瀬に付き合っていたのだ。
「でも、やっぱりみーちゃんには渡せない?」
 自分だけ上手く行くようで申し訳ない綾那。
「だってアイツ。女の子よ。渡せるわけないじゃない」
 言い聞かせるように答える七瀬。
(学校じゃ…ね)
 七瀬は心の中でだけつぶやいて部活へと移動する。

 そして綾那の番である。
 知り合ってからは一年以上を経ていたが、チョコを渡すのは初めて。
 それだけに告白のときと同じくらいの緊張をしていた。
 彼女は今校門の影でひたすら時を待っていた。
 
 やがてマン研の活動が終わってみんなで出てきた。
 上条の声が聞こえて鼓動が跳ね上がった。そして対峙する。
「あれ? 綾那ちゃん。今日は来なかったね。陸上部だったっけ?」
 尋ねてきたのは同じマン研の二年生。綾那は黙って首を振る。
「あの…明君に用事があって」
 もしまったくの別件でもこの日である。チョコを渡すために待っていたと誤解しそうだ。
 そして誤解どころかそのつもりだったのだ。もちろん一同はそれが用件と思った。
「じゃあな。上条」
「うまくやれよ。この幸せもの」
 気を利かせて。しかしきっちり冷やかして去る。
「なんなんだ?」
 きょとんとしている上条。
「あ…明君。あのね…」
 こちらも「らしくない」綾那。いつもの元気さは影を潜め、そこには恥らう少女がいた。
「どうした? 若葉」
 こちらはまったくいつもどおりの上条。
「あのね…あのね…これ」
 勢いをつけてハート型のチョコを差し出す。
「受け取ってっ」
「あ…ああ。ありがとう」
 戸惑いつつも受け取る上条。
 拒絶されたらどうしようと不安だった綾那はほっとした。だが

「それで…何をお返ししたらいいのかな?」

「えっ?」
 言葉の意味が本当にわからなかった。いや。理解するのを心が拒絶したのかもしれない。
「これ、バレンタインチョコだろ。お返しはどうするのが礼儀なのかな」

 あろう事かこの少年はこの「本命チョコ」を「義理チョコ」扱いしてしまったのだ。
 受け取ってもらえて有頂天になりかけた綾那は、一気に奈落の底に叩き落された。
 確かに付きまといに近いものはあったが、それでもこれだけ一緒にいたら情が移るくらいあってもいいのにそれすらない。
 ここまでの一年近くはただの空回り?
 そう思ったら無性に悔しくて悲しくて、やるせない気持ちがこみ上げる。
 自分でもわからないうちに彼女の右手は上条の頬を叩いていた。
「上条君のバカぁっ。大っ嫌い!」
 ようやっと距離を縮めた証の「明君」から「上条君」へ逆戻り。
 溢れる涙を拭おうともせず綾那はその場から走り去った。その場に残された上条はひどく痛むほほを押さえてつぶやく。
「いてて。なんなんだよ…ほんとうに…どうしたらよかったんだよ。わかんないよ。付き合うのって」
 なんとも思ってないわけではなかった。ただ、表現が下手でそれが誤解を招いてしまった。

 可愛さ余って憎さ百倍と言う言葉があるが…

 夜八時。
 及川家では夕食をとりおえていた。この日は非番の母が後片付けを引き受けた。
「ほら。そろそろ瑞樹ちゃんも元に戻ってるころよ。日付が変わる前にいってきなさい」
「お…お母さんたら」
 理解のありすぎる母親である。

 背中を押されて喫茶レッズへ。ところがこんな時間なのに客でいっぱいだった。
 そして右往左往しているウエイトレスのみずきと薫。
(ありゃ? ちょっと抜け出せそうもないわね)
 別にみずき本人の意思で居残っているわけではない。
 それがわかるだけに「仕方ない」と言う気持ちにも。
 だがみずきの両親も理解があるほうだった。七瀬の姿を認めるとその意図を感じ取った。だから
「みずきちゃん。お疲れ様。もう上がっていいわよ」
「えっ? まだ捌ききれてないぜ」
「貴様は無駄が多いのだ。もういい。後は私がやるから引っ込め」
 辛らつな言葉と同時にみずきの体全体をウインドウに向ける。
 そのまま外を見ると七瀬が。
 この日一日バレンタイン一色。学校じゃ女同士の二人。でも学校から離れれば…みずきが鈍感だとしても答えは一つしか出てこない。
「お疲れ!」
 彼女は言うなり家の中へ。それを見届けた瑞枝は七瀬を手招きする。
 カウンター席に座らせると七瀬の好きなダージリンを煎れる。
「七瀬ちゃん。ちょっとの間だけ待っててくれる? 今あの子、お風呂に入って着替えてくるから」

 近くの公園。寒いのでさすがに人気がない。そこに瑞樹と七瀬はいた。
「はい。チョコ」
 七瀬は可愛くラッピングされたバレンタインチョコを差し出す。
「おおっ。ありがとう」
 これは毎年恒例なので瑞樹も素直に受け取るようになっていた。
「さすが七瀬だぜ。ちゃんとオレのこと男扱いしてくれてる」
 それで例年以上に喜んでいるのだ。
(男の子…瑞樹は男の子。チョコをあげる男の子…そして…)
 少年に戻ったので決して色っぽいとはいえない瑞樹の唇が目に付く。
 準備の時に聞かされた真理や綾那のキスの体験談が脳裏をよぎる。
 意識するまいと思っても唇から目が離せない。
(やだ!? 私何を考えてんだろ?)
 思わず頬を押さえる七瀬。
「どうした? 七瀬」
 問いかけるのももっとも。
「ねぇ。瑞樹。瑞樹は男の子よね」
「あ…当たり前だろ。少なくとも今は胸もないし」
 妙に艶っぽい七瀬に動揺したのを悟られまいと、大仰に胸元を叩いてみせる瑞樹。
 七瀬はボーっとしていた。特有のムードに当てられ続けたのかもしれない。とんでもないことを口走っていた。
「だったら…キスして」

 世田谷区。綾那は帰ってからずっと自室にこもってしまっていた。
 ベッドにうつぶせになって涙を流し続けていた。
 ずっと寄せていた思いが空回りと知り、バレンタインに失恋では涙も止まるはずはない。

 夜の公園。
 七瀬の発言に驚く瑞樹。
「キ…キス?」
「うん」
 ゆっくりと頷く七瀬だが心の中では
(きゃーっ。何を言ってるのよ? 私ったら)
 しかし打ち消す言葉は出てこない。どこかでそれを望んでいる。
 バレンタインの魔法はその本心を素直に出させた。

 そして本気の言葉が伝わった。いや。
 坂本と七瀬が付き合っていると誤解して、現実逃避で心から女になった。
 そしてそれをさらに認めたくなくて嫉妬から本来の男の心をとりもどしたほどである。
 憎かろうはずもない。
「いいぜ。オレが男だって事を、唇でわからせてやる」

 絡み合う二人の視線。瑞樹には七瀬しか見えず、七瀬の世界には瑞樹しかいない。
 どちらからともなく顔を寄せる。段々に瞼が閉じてゆく。
 互いに目を閉じて、そして二人の唇は重なり合った。
 この瞬間に「幼なじみ」は卒業した。

「幼なじみ」から「恋人」へ

このイラストは参太郎さんによって作成されました。
いつもありがとうございます。

 永遠のような一瞬のような口づけ。これまたどちらからともなく唇を離した。
 やっと酔いからさめたが、途端に猛烈な恥ずかしさがこみ上げる両者。
「そ…それじゃね。お休み」
「お…おう。気をつけて帰れよ」
 空々しい会話を交わして互いに帰路に。

 自宅にて。瑞樹は鏡を見て自分の唇に目が行く。
「だーっっっっ。いきなりキスだなんて、何考えてんだ? 女って」
 それがわかるほど「女の子」でもない瑞樹だった。

 七瀬の方は七瀬で自室のベッドにもぐりこんでいた。
(や…やだ。何であんなこと言っちゃったんだろ? もう恥ずかしくて瑞樹と顔合わせられないよ)
 自分ですら何でキスをせがんだのかわからなかった。
(でも…確かに男の子だったかな?)
 比較しようにも二人とも他の誰ともキスをしたことがない。つまり互いにファーストキスだった。

 チョコは媚薬。甘い恋の薬。

 翌朝。
「あわす顔がない」といっても合流はいつものこと。
 緊張していた七瀬だったがみずきは登校なので女子制服姿。
 おまけに唇がほんのり色づいている。
「これ? いやなんか唇荒れちゃって」
 意識してしまい指で触ったりしているうちに唇が痛んだ。
 リップクリームを探したら色つきしかなかった。
 ぷっくらとしたピンクの唇が可愛らしい。まるっきり女の子の唇を見たら七瀬の緊張もうそのように消えた。
(そうよね。女の子と思えば昨日のことも夢みたいに思えるわ)
「行きましょ。みずき」
 七瀬はみずきの手を握る。そして二人は駅へと。
「恋人同士と言うよりは…やっぱり女の子同士よね」
 気を利かせて二人きりにしようとわざと遅く出た薫が、その様子を見てため息をつく。

 しかしやっぱりキスの効果は絶大。
 どこかで雰囲気が違っている。
 結局ほとんど手をつないだまま登校。教室に至る。
 普段から仲がよいが、これはあまりによすぎる。
「お…お前ら、なんかあったのか」
 クラスメイトの男子が尋ねる。
「い…いえ。別に。ねぇ」
 チラッとみずきに視線をおくる。
「ああ…何にもないぜ」
 みずきも視線を返しつつ発言。この間も手はつないだまま。そしてこの「目と目で会話」
「こいつら…白状しろーっっ。どっちが告ってそこまで行ったんだーっ
「何の話だーっっっっ?」
 みずきが思わず怒鳴るが焼け石に水。
 「あいつらレズかも?」か「あいつらはレズだ」に変わった瞬間だった。

 学校でバカ騒ぎの中、綾那は学校をサボっていた。
 泣き腫らした目でベッドの中。一晩泣いて出た答えは

「転校…しちゃおっかな」

次回予告

 父・中尾勝に疑惑の目を向け続ける中尾恵。その態度から正体がばれたかと考えた斑は「趣味」の殺人で致命的なミスを犯す。
 そして運命の歯車が終局に向けて回りだす。最終シリーズ突入。
 次回PanicPanic第40話「理由なきハンコウ」
 クールでないとやっていけない。ホットでないとやってられない。

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