第43話「Long Good−By」Part3   Part2へ戻る

 騒然としている無限塾。その周りを取り囲んでいた悪漢高校の面々も呆然としていた。
 まさか目前で無理心中が起きるとは…そんな思いだった。
「あらぁ? みんなしてどうしたのぉ?」
 その背後からまるで場違いなのん気な声。その途端に修羅たちの表情が緩む。
「これはこれは圭子先生」
 童顔のおっとりした高橋圭子は無限塾どころか悪漢の男たちにも人気があった。
 いきなり紳士的になるコワモテたち。なんと道をあけるほどだ。
「またあなたたちケンカしに来たの? だめじゃない」
「いや…今日はケンカにならなかったと言うか」
 不良の一人がまるで子供のように言い訳する。
 「北風と太陽」の太陽のような女性であった。

「高橋君。今日は休みのはずじゃ」
 藤宮が彼女の姿を認め駆け寄ってきて言う。
「はい。実はご報告したいことがありまして」
 若干頬を染めつつ言うのだが
「そうか…だがもし急がないなら後にしてもらえないかな?」
 藤宮の返答はつれなかった。
 そのときは後回しになってちょっと不機嫌になった圭子だが、それが同僚が無理心中を図った現場を見せたくない配慮と知り納得した。

 その隙を着いて校門前で悪漢とにらみ合っていた無限塾1−1&2の男子が揃って屋上へと駆け上ってしまった。
 なんだかんだで屋上に残された女子たちが心配だったらしい。
 駆け上がった彼らが見たもの。そこには姫子を抱えた十郎太。なんとか自力で立ち上がった上条と支える綾那。幾人かの女子生徒。
 そして七瀬と彼らは初めて見る半裸の少年。ジャージの下半身は無限塾のもののようだが、こんな少年を見たことない。一同怪訝な表情をする。「誰だ?」と。

 榊原は真理と共に階段を上る。屋上に着いたらおもむろに尋ねる。
「無事だったか」
 ほっとしているのは芝居でなさそうだ。
「……わかってたんだろ。アンタの力でさ」
「あー…まぁ」
 珍しく歯切れが悪い。いくら無事が見えていても駆けつけなかったのでは。
 だが真理も理解していた。むしろこのくらいドライな付き合いの方がやりやすかった。
 だから許すことにした。
「いいよ。あっちはか弱い姫様だ。十だけでなくアンタもサポートしてやんないとね」
「悪い……」
 分かり合ったもの同士の特有の雰囲気。
「もしかして…榊原と村上ってそういう仲?」
 男子の一人が尋ねる。
「そ…そういう仲って…恥ずかしいことを言うんじゃねぇっ」
 相変わらず「純情」な真理。
「ばれちゃ仕方ない。何を隠そう俺は『おっぱい星人』なんだ」
 相変わらず「不純」な榊原。真理は盛大にこけた。
「いいぞぉ。真理のおっぱいは。ちょっと大きめで手のひらからはみ出るが、重さはちょうどよく、もちもちとして、手に吸い付いてきて、柔らかくて……」
 生唾を飲む男子生徒たち。男とは悲しい生き物である。
「そ…そんなことを」
「ふふふ。もう遅い。真理は俺の女だ」
「いつアンタの女になったぁぁぁぁぁぁっ」
 後頭部目掛けてスレッジハンマーと呼ばれるラリアート。これはさすがによけられずもろに食らう榊原。
 地面に突っ伏す。その背中を『女王様』のごとく踏み付ける真理。
「大体アンタ。すけべばらしてどうすんだよ」
「いやぁ。赤星も盛大にばらしているし、俺も優等生の振りして隠すの疲れたから付き合ってカミングアウトしようかと」
 その言葉で真理ははっとなる。そう。瑞樹だ。
「お前…誰だよ?」
 男子からもっともな質問が飛ぶ。瑞樹も頭をぼりぼりとかく。
「まぁいいか。もうこれだけばらしたんだ。毒を食らわば皿までもって奴だな」
 いうとすたすたと水溜りに近寄る。融雪用のお湯が冷めた物だ。
 それを両手で掬い頭上に掲げる。
「よく見てろよ」
 その水を頭から被る。一瞬で女の子に。
「おおっ」
 驚愕する男子たち。まじまじとみずきを見る。
「驚いたか」
 居直っているので若干芝居じみている。
「ああ。驚いた」
「でかいでかいとは思っちゃいたが」
「これほどとは…」
 男子の視線は一点に集中している。
「ん? どこを…」
 注目が胸に集まっていると気がついた。
 いくら「オレは男だから胸をさらすのは平気」と公言していても、実際に男に「すけべな目」を浴びせられては恥ずかしさも出る。
 頬を染めて自分より背の高い男子生徒たちを上目遣いで見て
「ば…ばかぁっ。エッチ!」
可愛い声で怒鳴りながら胸を隠した。
(も…萌えーっっっっ)
 男子たちは心で共鳴した。
 正体は見せられたものの、今の仕草や表情があまりにも可愛かったらしい。

 一方の女子…真理と七瀬のリアクションは
(エッチ…かよ?)
(罵り言葉が女子になってるわよ。みずき)
 やはり変身体質と知って長く、そこに突っ込んでいた。
 とはいえど女の子としてはわかる心理なので、あまり責める気になれない七瀬。
 彼女はみずきが脱ぎ捨てたジャージと体操着。そしてブラジャーを拾いにゆく。
 戻りながらまずブラジャーを修復。
「はい。これつけなさい」
「うん。ありがと。七瀬」
 これまた無造作につけ始める。男子生徒としてはめったに見られない「女の子がブラをつける場面」を目の前で。
 それから体操着。ジャージと着るがそのころには男子たちから「不審人物に対する敵意」は霧散していた。
 代りに「いいもの見せていただきました」と言うオーラが。

 やがて上条繁の要請により警察車両も駆けつけ現場検証が始まった。
 結果から言うとこれは目撃者多数の上に、乱闘の跡を消してしまったために、中尾の無理心中失敗による殺人未遂で落ち着いた。
 中尾教諭が相手が殺人鬼といえど事故死させたことでノイローゼになっていた。
 それは性格の豹変したと言う同僚や2〜3年生の証言で疑いようがない。
 また屋上から突き飛ばされた様子がないのは、現職警察官である上条繁の証言もあり信用された。

 サイレンを鳴らして走る救急車。泣きながら中尾の手を握り続ける恵。
 だがその握り締めた手が力なく落ちた。
「パパ?」
 恵の顔色が変わる。
 救急隊員が脈を見る。しかし力なく首を横に振る。

 サイレンは消された。そして病院に運び込まれたものの、中尾教諭の搬送中の死亡が確認された。

 そのころ、午後の授業をつぶして緊急全校集会が講堂で行われた。
 中尾教諭の無理心中の末に重態と言うことが報告された。
 ざわつく生徒たち。いかに嫌われ者と化した中尾教諭といえど、さすがに「ざまぁ見ろ」などと言う声は上がらなかった。

 悪漢高校の面々は事情聴取と一応の注意(これは取り囲んだことに対して)だけで放免された。
 にらみ合いだけだったため「無理心中」に直接の関与はないとみなされた。
 唐突な「応援」だがこれは付近の住民からはクレームがつかなかった。
 後難を恐れたと言うより「その程度でいちいち騒いでられるか」と言う『なれ』である。

 当事者である1−2は緊急ホームルームが開かれた。場所はもちろん1−2の教室。
 この時点で中尾の死亡確認が伝えられた。
「中尾先生は残念なことになってしまいました」
 この場を取り仕切るのは副担任である氷室響子。
 もっとも斑が入れ替わっていたとしり、いつごろからかと考えると、あの浮浪者の斑を取り押さえた時に入れ替われたのではないかとなる。
 そのあたりで性格が豹変したのだから。
 するとそこでもう本物は「死んでいた」のだろう。そういう意味での「残念」である。
「難しいとは思いますが皆さんは動揺しないようにしてください。なお、今後は私が担任を代行します」
 恐らくはそのまま担任に昇格するであろう。
「それもそうですが…」
 女子の一人・菊地志穂子がが言う。彼女はみずきに視線を寄せる。
 まるで合図でもあったかのようにみんなが注視する。
 『中尾先生』の問題は手の届かないところだが、これは全員が『当事者』だった。
 ここで話が出るのももっともだ。
「はは。まぁ無理もないか」
 乾いた笑いのみずき。今はもう通常の女子制服姿に戻っている。
「その様子じゃ七瀬は知ってたみたいね」
「うん…まぁ…」
 女子の追及はまるで連帯責任扱いである。
「私もさっきまでは知らなくてビックリしているの。どうやら塾長は知っていたみたいだけど」
 副担任の言葉。教員にもほとんど知られていなかったらしい。斑も驚いていたから知らなかったのは間違いない。
「もしかして…いつもつるんでいた上条や風間。榊原も知ってた?」
 言及は覚悟していたので今更とぼけたりしない。三人は無言で頷いた。
「すると…綾那。姫子。真理も?」
 女子からの質問に三人娘も頷いて肯定する。
「知っていたのはその面子だけか」
 別の男子の一言は言外に疎外感がある。
「とりあえず…その不思議な体質について説明が欲しいな」
 さらに別の男子の一言。まぁ避けられないな…そう思ったみずきは変身体質になった経緯。そしてこの体質についての説明をした。
 ついでに女子として通うことになった理由。塾長との約束も。

「不思議な話もあるものだな」
 その一言が説明された面々の偽らざる心情だった。
『嘘つけ』と言いたくとも実際に変身を見てしまった。
 むしろ突拍子なくとも理屈が欲しかった。
「納得したかい?」
 今は女の子だがもうばれたので男口調を隠そうともしない。隠し続けることに疲れたのかさばさばと言う。
「納得行くかよ!」
 怒りを含んだ男子の言葉。
「そうだ。騙しやがって」
 これは堪えた。確かに自分は性別を偽って女子として過ごしていた。
 男子禁制の場所に堂々と入り込んでいたのだ。
 女子の怒りが恐ろしいみずきであった。だが
「オレはお前のことを可愛いなって思ってたんだぞ」
 はぁ?
「お前もか? 俺もだよ」
 ちょっと待て? 雲行きが怪しくなってきたぞ。
「童顔だし、胸でかいし、声可愛いし」
「そうよねぇ。それだけ女の記号で満たされてて、それでも性格はさっぱりしてて女の嫌なとこなかったし」
 これは女子のコメント。
 裁判の被告人席にいた気分のみずきだったが、段々とオーディションの審査を聞いている気分になってきた。
「赤星。どうして今更になって男だなんてばらすんだよ? どうせなら卒業まで女の子で…アイドルで通して欲しかった」
「夢を最後まで見せて欲しかったよ」
 血の涙を流しかねない訴え。
「待てよ。おい。女として過ごしていたことは…」
 それどうでもいいの? そう思うみずき。
 その彼女にクラスメートたちは意外なことを言う。
「だって仕方ないんだろ? 言っちまえば難病みたいなもんだし」
「知り合う前だから仕方ないけどさ。俺らがそんなもんでいじめると思う?
「もっとも赤星の立場じゃ確かに偏見を避けるために何かするだろうしな」
「え? それじゃ…いや。実害のなかったお前らはいいけど…」
 負い目があるからか伏目がちに女子の方を見る。

 この場は口を挟まずに生徒たちの自主性に任せた副担任。
 今は「当事者」である女子生徒のコメントである。
「うーん。それなんだけど…あたしたちもなんか『別に』って感じなのよね」
「えっ? だって更衣室で裸を見てたりしてるぞ」
「あたしらもみずきの裸を見てるもん。胸あるわウエスト細いわで背丈以外は悔しい思いさせられたけど、そっか。特異体質で作られたもんなのね」
 なんとなく安堵した女子。
「あたしたちもアンタの裸見てるから、アンタが男と言われてもぴんとこないのよね」
「そうそう。みずきに言わせると『水を被ると女になって、お湯を被ると男に戻る』らしいけど、うちらにしたら『基本が女で、お湯を被ると男に変身。水を被ると女に戻る』と言う感じ?」
 そう。なまじ『はだかの付き合い』までしたために、彼女たちにはみずきは女と言う意識があり、騙されたと言う感じでもない。
 むしろ実は男と聞かされて言葉遣いなどの荒さが理解できたくらい。

 一年と言う時間は確実に友情を育んでいた。

(なにやらいい方向に向かっている様子ですね)
 姫子には珍しくホームルーム中に小声で十郎太にささやく。
(左様ですな。この様子なら)

「それじゃオレ…ここにいてもいいのか?」
 性別を偽っていたのだ。この学校にはいられない…それは覚悟していた。
 七瀬と別の学校になるが、あの時は七瀬の命を救うためには男に戻らないと太刀打ちできなかった。
 そのときに覚悟は決めたが…ひょっとして?
「条件があるわ」
「なんだ?」
 交換条件くらいは当然。だからみずきは不機嫌になったりしない。むしろ「交渉」の余地が出てきて希望が。
「卒業まで女の子で通してちょうだい」
「え?」
 これは考えてなかった。今更そうしてどうなる?
「当然じゃない。今まであたしらあんたのこと女と思ってたんだから。現状維持ってことでどう?」
「い…いや…しかし」
(どうせばらしたんなら男子生徒扱いに戻りたいなぁ)
 そんな思いがあるので歯切れが悪い。
「なによ。もともと卒業まで隠すつもりだったんでしょ」
「それに塾長との約束もあるんでしょ」
 やはり生まれついての女相手に口では分が悪い。
「……わかったよ……まぁ、『今までどおり』と言うことで」
「やったぁ」
 ニコニコ顔の女子たち。
「なんだかんだでアンタいい友達だしね」
「退学や転校なんてつまらないわ」
「認めてあげるわよ。その体質」
「認められんな」
 まとまりかけたのに待ったをかけたのは男子生徒たち。

「なにかまだ?」
 やはり許されないのかなと絶望しかかるみずき。
「今までどおりですむかよ。こっちは夢を壊されたんだ」
 これは男子の一人・池山の言葉。
「はい?」
 弱い立場でなければ「なに言ってんの?」くらいは言っていた。
「だから赤星。出て行かなくていいから、もっと女らしくなれ。せめて外見だけでも
「なんでそうなるっ!?」
 さすがにこれは口をつく。それに対して熱弁をふるう古田。
「もうお前を見ても『可愛い女の子』に思えなさそうだからな。それをカバーしろ。そうだ。髪を伸ばせ。秋から冬の時のあのロング。あれはすばらしかったぞ」
 あちこちで頷く男子生徒たち。
(何で男ってこんなに黒髪ストレートロングに弱いんだ?)
 金髪ショートの真理が不思議に思う。
「あれかぁ…おぼろげにしか憶えてないけど、頭洗うのも大変だったぞ。姫ちゃんもそうじゃない?」
 味方につけようと姫子に振るのだが
「えーと…わたくしの場合はいつも洗っていただくのでわからないのです。ごめんなさい」
あっさり期待を裏切られた。
 それならばと別の手でいこうと熱弁をふるう。
「いや…オレが男なのには変わりないんだし。不毛じゃない?」
「「「正体が男でも可愛けりゃOK」」」
 クラスの男たちの声がハモル。
(うわ。居直りだ)
 こうなると対抗しにくくなって来た。
「それに赤星。屋上での乱闘。あの『謎の男子生徒』はカオスの無理心中にかかわりがあると警察は見てると思わないか?」
 理論派の古田がめがねを直しながら言う。
「えっ。そうなのかな?」
 実は気になってはいた。思わず榊原と上条を見てしまう。
「いや…僕は君が戦っていたときは気絶してたから…」
「俺も下にいたからな。だが、否定は出来ないな」
 実は榊原には屋上のバトルが見えるはずもなかった。十郎太もだ。
 角度の問題だが恐らくは校門からでも無理だったろう。
 しかし『面白そうなので』あえて黙っていた。
「だから赤星。なるべく男っぽさを消して、ほとぼりが冷めるのを待った方がいいんじゃないか?」
「そうかぁ?」
 だけど強くは否定できない。不安がある。
 ここぞとばかしに乗りのいい男子たちが「ロング ロング」の大合唱。
 ちゃっかり榊原も入っている。上条は一人だけ「ツインテール」と主張しているが。
 回りから責められてついにみずきは切れた。怒鳴り散らす。
「あーっっっっ。わかったよ。ロングでもツインテールでもやってやる。その代わり卒業までお前らと一緒だからなッ!」
「大歓迎」
 これはクラス全員の声。
 果たしてこのロングヘアは罰ゲームのひとつか?
 それともみずきが気に病まない様にと「免罪符」なのか?

「くそっ。正体ばれたのに何で余計に女らしくならなきゃいけないんだよ」
 しおらしい態度はどこへやら。教室の机でふてくされるみずき。
「いいじゃない。みーちゃん。ロングだと色々出来て楽しいよ」
 基本は三つ編みお下げだが様々なバリエーションを持つ綾那が慰める。
「みんな認めてくれたんだし。そうだ。私も髪を伸ばすの付き合ってあげるから」
 苦笑しつつ七瀬も慰める。
「お前が女らしくしたって可愛いだけじゃん」
 考えなしに口をつく恥ずかしい言葉。みずきのそそっかしさは口でも発揮されている。
「や…やだ。みずきったら」
 頬を押さえて照れる七瀬。ノロケを見ているようで白けかけたクラスだが
「ま…待て。そう言えばひとつ重大なことを見落としていた」
 この一言でその男子・新庄に注目が集まる。授業中でもなさそうなほどの静けさ。
「今まで赤星が女と思っていたからこの二人は『レズか?』なんて言われていたが…赤星が男だってんならレズは成立しない。つまり…女友達のふりして学校でいちゃついていたのかぁ
 これにはみずきとともに七瀬もこけた。
「ち…違う。違う」「そうよ。それは違うわ」
 慌てて否定してしまう二人。
「そう言えばみずき…坂本先輩にアプローチかけていたけど…実は七瀬は偽装でほんとはホモ?」
「もしくは心は女?」
 女子の妄想がオーバードライブ。そっち方向はもっといや。
「それも違うぅぅぅぅぅ」
 叫び疲れてきたみずきである。

(中尾先生。本来ならあなたが受け持っていたこのクラス。個性的過ぎるけどいい子たちですよ。私が責任もって卒業まで面倒見ますので安らかに眠ってください)
 生徒たちに任せて見ていた氷室響子は微笑みながらかつての同僚に報告していた。

 まぁ…この程度弄られるだけで済むなら軽いものであろう。
 みずきがそう思えたのはしばらくしてからであった。

 そして一年生から二年生へ。そのインターバルの春休みになる。
 それぞれの胸の内は……

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