コミックマーケット84参加顛末記

2013/8/11

 2013年。5月31日。
 一日の仕事を終えて帰宅前に軽く一服していたらメールが届く。
 四年ぶりのサークル参加当選メールだ。
 思わず声が出た。
「あっちゃあーっ。こんな時に限って」

 いろいろと読み違い。勘違い。思い込みが重なり、夏休み直前の二日を有給取得というちょっと気まずい申し出をしないといけなかった。
 いっそ落ちていたら…というとこに限ってである。

 数日後に申請したらあっさりと許可された(笑)
 まぁ労基法では有給申請を拒絶できないらしいし。

 全然準備は進んでなかったが、「当選」が起爆剤となったらしい。
 一か月も掛からず本文76ページ。いろいろ含めて全92ページの原稿を書き上げる。

 ちなみに7/5に入稿したら印刷所の人に「早いですね」といわれてしまった(笑)
 そりゃそうか。なにしろ早期入稿割引最初の締め切りの一週間前。

 8/10。朝八時。勤務終了。一足先に夏休み。
 その日は外で食事をして、そのまま涼しいネットカフェへ。
 もちろん意図的。暑い自宅で眠れないよりはということ。
 夜勤疲れ。涼しさ。そしてビールと重なりあっという間に眠れる。

 すでに「初日」を迎えているコミックマーケット84.
 あいさつしたい相手もいたし、行きたいサークルもあった。
 しかし調整最優先でとにかく体を休めていた…のだが…

自宅
8/11
02:02a.m

 変なところで目が覚めた。
 夜勤明けに会社で入浴して、その夜にまた入るつもりでいたが野球見ているうちに寝落ち。
 もともといけたら当日朝も入浴するつもりであったが、さすがに早い。
 二度寝。

 が、寝付けず。
 うとうとしたら四時半になってた。
 仕方なく起きてサウナに。
 これはいかないわけには。なにしろ夜に入って剃るつもりで朝の時点でひげをそってないし。

 その後コンビニに出向き朝食のおにぎり。会場での昼食用のサンドイッチ。
 氷結ペットを助っ人の分と合わせて四本。ポカリは凍ってないが二本。
 糖分補給のチョコ菓子。塩分補給の塩飴を買い込む。

 帰宅して事前にドンキで新規購入していたキャスター付きボストンバッグにコンビニで買ったものを詰め込む。
 汗臭い服を着替え、サイトの掲示板にメッセージを記して、いざ出陣。

豊洲駅
08:02a.m

 構想よりだいぶ遅くなったがここまで来た。
 想像と裏腹に座れるほどの乗車状況。

 大した時間もかからず国際展示場正門駅へ。
 その寸前に窓から見た人の波。
(ああ。また来たな)と実感が。

東京ビッグサイト・東ホール
08:30a.m

 四年ぶりのサークル参加。そしてサークル入場。
 建屋に入ったとたんに涼しさで息が出る。
 前日は人がバタバタと倒れたと聞き(最終的には三日で2000人とか)覚悟を決めていたが嬉しい不意打ち。
 ただし、それも一般参加者が来るまでの話だったが(笑)

 広々とした連絡通路(俗にいう「ホイホイ」)をとおり、自分のスペースに。
 途中、月夜眠さんたちが設営していたのでごあいさつ。

 自分のスペースに行くと既に助っ人の四封さんがいた。あれぇ?
 早朝とはいえと外で待つよりスペース前で合流しようと、事前にチケットを郵送していたわけで、その際に四封さんからは「8時半くらいになる」と。
 こちらは七時半のつもりだったが反対に。
 ちなみに四封さんが早かったのは、想定していたよりバスが早かったとか。

 挨拶してから設営。
 まずは例によって大量のパンフを撤去。
 ちゃっかりうちわはいただいて、すっと煽いでいたけど(笑)
 当然ながらこちらが頼んだ「コーシン出版」さんからはない…と思ったら後で割引券を持ってきた(笑)
 ここまで四冊すべてここでお願いしているので、最敬礼。

 椅子をおろしテーブルクロスを敷いて、そこで初めて本を出す。
 今回初めて包みが二つに。その小さいほうから開墾。
 ホワイトボードと看板を出す。
 以前の金色の紙は使い果たしていて。
 またその時期のサイトのトップページが初のコミケ仕様だったので、それを生かした「看板」だった。

こんな感じ↑でした

椅子の側から見た机の上。

 過去の参加で釣銭をいつも銀行で用意しているが、後始末に困るのは定番だった。
 硬貨を紙幣に両替できるかとググってみたら…「預金する」という目からうろこの手段が(笑)
 なので思い切って今回は40枚の500円硬貨を。

 それから今回の表紙の色が銀鼠だったのは、本当は「花火」というタイトルにちなんで。
 夜空をイメージする黒にしたかったけど、紙はともかくインク代が特別料金がかかるので断念。
「曇天」とも見えるのでこの色に。

 準備会スタッフに参加者カードと見本誌も提出。
 念のため印鑑なども持参したけど杞憂だった。
 それが8時半過ぎ。
 もうあらかた済んだところで四封さんがいったん離脱。
 「別の知り合い」に挨拶すべく西へ向かったらしい。
 こちらはこちらで、今回周辺がTS系で固まっていたので挨拶を。
 20bが高井空さん。
 23bが渡島健康さん。
 特筆すべきはお隣さん。
 なんとC76でもお隣だった桜すずさん。
 四年ぶりのサークル参加でまた隣とはなんという奇縁。

 九時半になるといったんシャッターが閉まりホール間の移動ができなくなる。
 その前に四封さん帰還。
 そのまま開幕を待つ。

東5ホール
10:00a.m

 十時。今回から採用されたジングルで開幕が告げられると一斉に拍手が。
 こちらも四年ぶりの拍手。

 メッセージの変わるホワイトボード。
 最初は「今日一日よろしくお願います」
 そして開幕時には「さあ。ショータイムだ」と(笑)
 ベルトはないけど(笑)

 開始直後はまったりしていたものの、前回同様しばらくしてから売れ出した。
 10時からの一時間で11冊。まずまず。
 しかしなんといっても今回は百部発注。
 先は長い。

 OPED。そして同時に採用された「一斉点検ジングル」が流れる。
 今までの井上陽水『夢の中へ』に替るもの。

 前回が11時に急激に売れたので、もしかし今回もと思っていたらその通りで23冊出た。
 そしてこれまた前回同様この時間がピークだった(笑)

東ホール
12:00p.m

 幕開けが「仮面ライダーウィザード」のセリフだったから、正午にはやってやろうと思っていたメッセージ。
「さあ。ランチタイムだ(笑)」
 ちゃんと「(笑)」も書いてます。
 で、実際にサンドイッチを。
 サークル参加の時はほぼサンドイッチ。
 かさばらないし、冷たくておいしいし。

 これが一般参加になると決まってレストラン街に出向いて「マツモトロー」で食べるから極端な違い。

「ウィザード」を見てないのか「ランチタイムじゃお休み中?』という人がいたので、あわててメッセージを書き換えた(笑)

「ランチタイム」は11冊。

東ホール
01:00p.m

 だいぶ落ち着いてきていた。

 最初の夏コミ(C70)の時には保冷バッグに1.5リッターペットボトル飲料三本プラス冷却用の氷。
 半分も飲まず大失敗。重かった。
 次のは前回。C76。氷結ペットボトルの存在を知り三種類と1.5リッターの麦茶を保冷バッグに。
 ところがこの保冷バッグが優秀すぎて氷がなかなか溶けない。
 そこで今回は氷結ペットだけ6本。これがサンドイッチの冷蔵にも。
 六本あるのはもちろん二人分である。
 そこまで飲まなくても少なくとも前回よりは荷物すくなくできるという読み。

 この時点でもまだ半分凍っていた。
 しかも今回保冷バッグはないのに。

 四封さんが自分でも用意していたので持ち込みが多すぎるかと思ったが、結局一人で六本飲んだ。
 最後のほうは荷物減らしたいのもあったけど、それでも飲めてしまうだけの暑さ。

 このあたりだろうか。
 伝説の「コミケ雲」
 屋内というのに雲が発生したという。
 人口密度と湿気による現象らしい。

 二時起きというのも手伝いだいぶばててきた。
 態度に出ていたらまずいが…

 このあたりだったと思うけどこうけいさんが。
 いつもと逆で今回はこちらが迎える側。
 他にもおもちばこさんとか知った顔が。

 この時間帯は9冊。ペース落ちてきた。

東ホール
02:01p.m

 何度かスペースを離れる。
 トイレがメインだけど、比較的近くで浅野真澄さん原作(あさのますみ名義)作画・畑健二郎先生という豪華コンビの「それが声優」四巻を買いにも。
 しかし最後尾札が出ているようじゃだめだ。
 一般参加なら並ぶけど、サークル参加で自分のスペースほったらかしはできない。断念。

 驚いた来訪者。プロデューサーさん(仮名)
 確かにオフ会には誘ったが、よもやここに来るとは思わなかった。
 夜は都合がつかないかが別件のためにここまで来たという。
 駅からスペースまでで体力使ったというが、安心して。たぶんあの日はみんな同じ。

「みんなに」と頂き物を。
 そして立ち去る。

 出した本には見向きもせず(笑)

 入れ替わるようにおーくさんが。
 ちなみに進呈した四封さんを除けば、いつものメンツで買ってくれたのは彼だけだった(笑)
 実のところ終わり間際に来るかと予想してました。
 そのまま一緒にオフ会にと。

 とりあえずほかの目的地へと。

 かなりまったりしてきた。
 それもあり、とりあえず後回しにしていたパンフレットと、その時点で空いたペットボトルを捨てに出向いていた。
 戻ってきたら一人の青年が。むしろ少年と呼びたいその風貌。
 四封さんを僕と勘違いしたらしい。
 改めてあいさつを交わす。
「初めまして。石積ナラです」と名乗ってくれた。
 オンではかなり付き合いがあるけど、オフでは初対面。
 なのでこちらも「初めまして」と。名刺も差し出す。

 この時間帯は7冊。
 準備会への提出。見本誌。四封さんへの進呈。これで三冊。
 そして「売れた」のだけで61冊。合計64冊。
 一応は百部発注の意味はあったことに。

東ホール
03:27p.m

 高井さんのところも桜すずさんのところも売りつくして撤収準備。
 確かにあの暑い中にいつまでもいたくない。
 さっさと帰ろうというのは当然。
 また混雑も避けたい。

 こちらも半ば締めにかかっていた。
 その時点での残り46冊のうち15冊くらいをゴミ袋で包んでしまいこむ。
 半になったらさらにもう一山。
 残りは15冊程度。しかし全く売れない。完全に止まった。

 残り15分ともなると諦めてまずメッセージボードをしまう。
 残り十分で完全に諦めて本もしまう。
 看板としていたものもテーブルクロスもコイントレイもすべてしまう。
 ボストンキャリーに入りきらない(笑)
 しかしそれは本気で想定内。
 折りたためる「携帯型ボストンバッグ」をいれていたので、分断する。

 再びごみを捨てに行った際ついでに外も見る。
 雨になったので宅急便をガレリア内に変更とアナウンスがあった。
 たからどの程度かと思っていたが、その時点では小降りというかほとんど降ってなかった。
 その前は雷雨だったらしいが。

 椅子も畳み机の上に。閉幕シングルを待つ。
 なった。こちらは一般参加でもやっているから四年は経ってない拍手だった。

 今回二日目なので机はそのまま。
 二人で引き上げる。

ゆりかもめ・国際展示場正門駅。
04:24p.m

 入場制限がかかっているというアナウンスだったが、新橋に移動したいのである。
 他のどのルートでも遠回りなので、それならばと制限ありてもいいから並ぼうと。
 そして思ったほど時間はかからず乗車出来た。

新橋駅
05:03p.m

 早すぎた(笑)
 とりあえずどこかでお茶と。
 最初は冬に行った地下街の喫茶店にでむいたが、お盆だからか軒並み休み。
 以前におーくさんに連れて行ってもらった喫茶店へと。

 ああ。コーヒーとケーキが死ぬほどうまい…
 やばい状態だと味分らないから、旨く感じるくらいなら意外に余裕だったのかも。

 程よく時間つぶれたので待ち合わせ地点に。

 これもやや早いくらいだが待てる時間。
 ほどなくして順次集まってくる。
 おーくさん。たまさん。真魚さん。贈り物さん。和尚さん(仮)JawZさん。
 おや? コミケウォリアーの姿が見えない。
 戦車(チャリオット)のようにカートを引き、皇帝と呼ばれた男(笑)
 電話したら熱中症でダウンだったとか。
 だからうちのスペースにも来なかったのか。

 時間になったので「いつものビル」に。
 ちなみに比較的近くでTSオフはやってたらしい。ガード下の定番のお店というんなら。

いつものビル(笑)
06:12p.m

 何か壮絶な客引き合戦。
 8人を14人は入れる部屋に案内というのが決め手で店をチョイス。

 ま、そのうち二席は僕の荷物でつぶしたけど(笑)
 過去最高の61冊頒布。過去最高の持ち帰り数(笑)プラス戦利品。いろんな意味で重い。

 僕の真向かいが真魚さん。そこから時計回りに和尚さん。贈り物さん。たまさん。
 テーブルのこちら側に移りおーくさん。JawZさん。四封さん。そして僕。

 乾杯をしてそれこそいつも通りのトーク。
 何せ誰も「僕の出した本」に欠片も興味を示してないし(笑)
(ちなみに後日。「十冊欲しい」という申し出があり通信販売が成立。捨てる神あれば…とはよく言ったもので)

新橋駅
09:34p.m

 何人かはさらにお茶していたようだけど僕はもう限界。帰ることに。
 電車も途中まで一緒とかしないで直行する方をチョイス。

 疲れたし暑くてばてた。けど、楽しかった。

 こうして四年ぶりのサークル参加は無事終了。
 しかしかなり残ってもいる。
 本も、やる気も。
 日程を予測すると来夏はサークルどころか一般参加も無理そうなので、珍しくこの冬に申し込みます。

 最後になりましたがご来場の皆様に感謝を。
 そして丸一日サポートの四封さんに大いなる感謝を。

レポルームに

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