コスプレフェスタ冬 二日目編


2001/1/21

 この日は快晴だった。僕は再び黒一色に纏い(さすがに前日のは汗でランドリーバケット行き)ふとなんとなく前日の帰り際に渡されたチラシを見る。
 「チラシ持参の方は2000円なのか。僕はすでに前売りで買っているが二人が入場する前に合流すれば三百円とは言えど浮かせられるかもしれない」
 チラシを折りたたんでコートのポケットに突っ込み水道橋へと出向く。

 日曜日。快晴。好条件も重なり前日とは段違いに客が多い。とりあえずチケット売り場を確認するが合流する井上たかしさんの姿は見えない。通りに面したところからPHSで連絡を試みるが『電源が入ってないか電波の届かない〜』というメッセージ。
 (どうやら移動中らしいな。さすがは現職のぽっぽやさん。電車の中ではきちんと電源オフか。いや…有明みたいにこの人ごみでこっちが電波状態悪いのかも)
 テストで自宅にコールしてみるがちゃんと留守電メッセージが出る。それはない。
 (ちょっとぶらつくか)
 ドームのほうへと歩いて行く。そこにもさまざまなコスプレがいて異空間のようであった。

 遅かった。チケット売り場のほうへ戻ったら井上さんに声をかけられた。すでに買ってしまっていた。地下鉄だったのでこちらからの連絡が届かなかったらしい。
 実は着信があったらしいがあまりの人ごみで音に気がつかなかった。今にして思えばマナーモードで胸ポケットにでも突っ込んでおいたほうが確実だった。

 「凄いですねぇ」
 感心というか呆れたというかそんな感じで井上さんが言う。ゲームコーナーの入り口あたりから見下ろす形。タイムレンジャー(?)のお面をかぶった小さな子供がウルトラマンタロウのコスに見入っている。その『タロウ』も子供に愛想を振っている。ベネ。やはりヒーローは子供にやさしくなくちゃ。

 もう一人の同行者・いちぎょう≦(以上)さんからのメールは朝確認した。しばらく待つがちょっと来ないようである。
 寒いので茶を飲んで待つがそれもそんなに粘れずせっかくだからそのチケットで遊園地内も回ることにした。

 以前に参加したときは後楽園で日本ハムのユニフォームのレプリカがいて一瞬『本物』と考えたがその日は巨人vsヤクルト。さらにそのユニフォームはビジター用(知らない方へ。巨人と日本ハムは共に東京ドームを本拠地としています)そんなはずもない。
 さて、遊園地に入場できるのは撮影用の場所の提供(あわよくば何かに乗ってもらおうというのもあるかもしれないが)と思われる。
それだけに戦隊ものはやたらにはまる。
 笑っちゃったのがクウガ(ドラゴンフォーム)が女の子に手を引いてもらっていたこと。見えないらしい。
 「ドラゴンだからまだいいけど(超感覚を擁する)ペガサスだったら大笑いだな」なんて言っていたら後に合流したいちぎょう≦(以上)さん曰く。
 「いや。この人ごみで逆に超感覚が混乱してだめだとか」
 「なるほど。それなら倒れかけて『白』になるという芸があると凄いが」
 またやたらに目に付いたのが黒いセーラー服や海老茶のブレザー。それが血まみれなのである。映画の「バトル・ロワイヤル」じゃないかといちぎょう≦(以上)さんは言う。

 いちぎょう≦(以上)さんも間に合わなかった。これまた着信に気がつかなかった。携帯の意味がなかった。
 もっともな話しだが彼ともまたチケット売り場で合流。

 しばらく寒さしのぎでゲームコーナーでプレイするがいちぎょう≦(以上)さんはゲーム画面を見ていない(笑)
 羽根のついた女の子や猫耳の女の子。そしてメイドさんに目が移りっぱなし。
 そうかと思えば黒マントに白マフラーの人物を発見。『仮面ライダークウガ』グロンギの検分役。ラ・ドルド・グのコスだ。
 「ああっ。バグンダダ(グロンギ語で「カウンター」)を持ってないのが惜しいっ」といってしまった。

 時間が来て中に入る。いきなり「頭文字(イニシャル)D」のCM。耳がおかしくなりそうな音量である。

 ダンスが始まる。最初は傍観者決めてたいちぎょう≦(以上)さん。井上たかしさんはサイドステップでリズムを取る。僕も最初は

そんな感じ。
 むしろダンスがしたかったのでさすがに事細かにコスプレや曲名は覚えてない。それでも目に付くものはつく。
 羽のないモリガンとか。いや…リリスか?
 そうかと思えば『未確認』を探しているのか一条刑事が。携帯がJ−PHONの黒だったら完璧だったが。さらに鳴らしたところをバルバとかバヅーに攻撃食らうとさらにいいのだが(笑)

 前日は掛からなかった『勇者王誕生』。萌えもいいけど燃えもほしい。
 『ディバイディング ドライバァァァァァァァァ』の部分で左腕をかざしてから床に突き立てたのは言うまでもない。

 『前日に雪が降ったからというわけではありませんが…』DJが言ってかけたのはPCゲーム(だよね…)『Kanon』からの曲という。ステージは『お立ち台』として開放されているのだがそこに『電撃大王』のコミック版で見たことのある格好が。確認を求めていちぎょう≦(以上)さんに前を向かせたら彼は一言。
 「……何が言いたい……」
 誤解である。僕は確認を求めただけで他意はない。そうは取ってくれないだろうけど(笑)

 曲はアニソンだけでなく歌謡曲(J−POP)も掛かれば洋楽もある。その中の傑作。DJのせりふはこうだ。
 『この曲は『Maid of Fire』日本語訳で『メイドもえ』』
 僕と井上さんが特定人物(爆笑)のほうを振り向くと真空波動拳をスカッタ直後のような巨大な硬直状態のいちぎょう≦(以上)さんがいた。

 また二時間ノンストップ。水気を求めて外へと出る。外の寒さが心地よい。
 中ではインターバルとしてこの日はじゃんけん大会だったらしい。
 ゲストははりMONだったがトレードマークのメイド服じゃない上に四人組みが二人になっていたのでのでわからなかった。
 まぁメイド服でないならいちぎょう≦(以上)さんに見せなくてもいいか(…ヲィ)

 前日の参加もありさすがに体が動かなくなってきた。対してお二人は最初はそれほどでもなかったものの体と心がほぐれたかいいステップを踏んでいた。
 特に井上さんの適応振りは凄い。
 疲れた僕は知らない曲では休もうと思ったがこんなときに限って「SKY High」だの『ジンギスカン』だの…

 それでも最後に『ウィーアー』が掛かるとテンションが一気に高まる。ジャンプした際に携帯が落ちた上に蹴られて充電池が飛び出たが気にもせず(回収して組みなおしはしたが)飛び跳ねていた。そしてダンパは終わった。

 「いやぁ…また声をかけてください」とは井上さん。
 『僕はもう行きません』がいちぎょう≦(以上)さん。ふっふっふ…無駄無駄無駄無駄無駄だぁぁぁっ。
 一度この快感を覚えるとちょっとやめられないよ。
 念のためとどめに新宿でのイベント紹介しておいた。
 そうして僕は三田線で。二人は丸の内で池袋に出るため互いに反対に向かって歩き出した。


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