オフ会in神保町


千代田区・石丸ソフトワン内
07:38p.m


 先に出てしまった僕は真魚さんをまちつつ『四封さん』と思しき人物を探していた。
 (スタンド使い本体はどこだ?)と言う状態である。しかし真魚さんが出てきてもそれらしき人物が見当たらない。二人でしゃべりながら見ていても「らしい」人物がわからない。参加者もだいぶ減ってきた。
 「ひょっとして先に出てるんじゃ」
 真魚さんの言葉にそんな気がしてきた。僕たちは外に出て見ることにした。


千代田区・石丸ソフトワン前
07:58p.m


 イベント中は切ってあったPHSを取り出す。もしもまだ店内ならPHSの方が確率は高い。
 コールするが十回ならしても出ない。諦める。
 「留守電にならない所を見るとマナーモードにしてあるが上着を脱いでいて振動に気がつかないと言う所かバッグの中かな。それなら」
 続いて携帯を試す。PHSを使ったときはPHSの番号にかけたが携帯なので携帯の番号にかけた。
 『もしもし』
 今度はあっさりとつながる。ただ当然互いに顔を知らない。
 「ア…四封さんですか? はじめまして。茂木忠です」
 『あ。はじめまして。四封です』
 「今どちらです?」
 『店の前です』
 「え゛!? 店の前?」するとどこかで携帯を使っている人物がいる。真魚さんが見つけてくれた。互いに店の前にいたのだ。合流をすることができた。
 後でご本人に聞いた話しでは四封さんは整理番号十番だったとのこと。自分よりはるかに早くに出ていたのに待ち構えていたのでは合流できるはずもない。

 こちらもその輪に加わり自己紹介を交わす。しかしその際にちらほらと気になる顔があった。短い髪。細いサングラス。
 (あれは…だが四封さんのメールでは都合でこられないとあったが…写真で見た顔によく似ているが)
 その『写真で見た顔』の人物がよってきた。
 「茂木さんですか?」
 「ハイ。もしや」
 「中田そっくりさんですよ」
 誰かが助け舟を出してくれた。やはりそうだったのだ。サッカーに疎い僕でさえ『似ているな』と感じるその顔は噂の漢。
 『お姉ちゃんのお姉ちゃん』弥生さんにまで近寄って『似てる』といわれたと言う御仁だった。
 「いやあ。その格好でわかりました」
 『そのかっこう』とは白いジャケットに白いズボン。黒いTシャツのことである。若干の差異はあれどよほど寒い時期でない限り喜久子さん関係のイベントはこのかっこうである。喜久子さんに僕だと認識して欲しい一念である。
 そして合流しやすいようにこの格好で行く旨をしあわせ掲示板に書いていたのが効を奏した。そう。もう一人。スーツ姿のダンディがよってきた。先刻まで中田そっくりさんと会話していた人物だ。やはり僕であることをわかって確認してから名乗った。
 「ギルです」
 プロフェッサーでも天帝でもない。彼もまた『しあわせ会』のメンバーの一人。
 挨拶を交わしたが彼はこのオフ会には出れない。しかし大阪には参加するらしい。
 とにかくこれで7人まで揃った。


千代田区・秋葉原駅付近。軽食店
08:20p.m


 前倒しでカラオケに出向こうかとも案は出たが現地合流の人物もいるため不可。取り敢えず移動することにした。だが秋葉原に強いのはどうも僕と真魚さんだけのよう。僕にしても一人でうろついてラーメンや牛丼で済ますか友達と来て万世で肉を食べるかである。
 7人もいたのでバラバラでしかもあの界隈にはファミレスもない。アキハバラデパート内にあるにはあったが既に閉店だったはずなのでそこに落ち着く。
 これまたうまいことに8人分くらい椅子が並べられる大テーブルがあった。そこに落ち着く。メンバーと席を列記する。
 ちょうど僕の真向かいが真魚さん。そこから時計回りで四封さん。
Hideyukiさん。コード未定さん。シリウスさん。中田そっくりさんさん(この書き方はチト間抜け…)そして僕・茂木忠。
 それぞれいろいろと頼み雑談が始まる。その際に僕は既に渡してある真魚さんを除いて『名刺』を配る。『名刺』といってもゲーマーズで作ったもの。右半分にPia2の神楽坂潤(女の子バージョン)が。
 まぁこう言うメンツならいいでしょ。それには住所に電話番号。そして自分のサイトのURLが記してある。

 ちょっと肩身が狭かったのが中田そっくりさんさん。実は彼だけが喫煙者だったのだ。
 「煙草平気ですか?」と聞かれて『実はだめなんだ』と答える僕も僕だがまさかほとんどがすわないとは思わなかった。まあ未成年で現役高校生のコード未定さんは当然だが。

 パワフルなのが
hideyukiさん。出張から帰ってきて書類を書いて「お楽しみ会」こそ出れなかったもののこの場にいる。博識ぶりを発揮していました。

 その
hideyukiさんと話が弾んでいたのがコード未定さん。さすがに若いっ。今回唯一の未成年でみんなに子供扱いされていたような。
 ところで口には出さなかったが赤いバンダナとデニムのシャツ。ジーンズ。そしてあの年頃の男の子と言うことで『横島忠夫』を連想したのは僕だけか。

 シリウスさんは掲示板にも書いたけどマイペース。褒め言葉にはならないかもしれないけど警戒心を起こさせない柔和な表情が良い。

 そして今回の幹事。四封さん。同姓の人がいないなら今回は彼もアンケートが読まれていた。
 失礼かもしれないがご本人言われる通りの童顔。割と小柄なので尚更その印象が強い。
 しかしシリウスさん同様に柔和な笑みだがてきぱきとこなす辺りは見かけに騙されては行けない。

 真魚さんは今回唯一前から知っていた人。実はお姉っと5の時も彼から声をかけてきた。
 それにしても確かに掲示板に自分の服装は書いたけど上下白に黒の
Tシャツ。さらにサングラスなんて怪しい体裁の男に声をかけるとは勇気のある御仁である。もっとも間違えようがないのも確かかな。

 さまざまな料理を片付け(ちなみに私だけ生ビールも飲んでいた)時間が迫り店を後にする。


千代田区・神保町
09:02p.m


 四封さんは『女神様っの贈り物』さんを迎えに別方面へ。残された面々は道一本だから問題なし。それ以前に(偉そうだが)僕がいた。
 ヒマな日には秋葉原・神保町をうろつくと言う僕。そしてカラオケも好きな上にご贔屓はJOY SOUND。それにともないカラオケ館。
 会場の場所を把握してないはずもなかった。ずんずん先頭に立ち案内。そして到着。
 そこで待っているはずのりょういちさんを探すのは他の人に任せ僕はとりあえず時間が過ぎていることもありキャンセルをされないようにカウンターで手を打つ。
 四封さんの本名は『しあわせ会』の自己紹介だったかあるいは直接のメールだったか。それともメールの名前の部分だったか忘れたがとにかくわかっていた。
 「すいません。○○と言う名前で十人部屋を9時から予約とってあったはずですが」
 「ハイ。取ってあります」
 僕はカラオケ館のメンバーズカードを提示して(メンバーズカードで若干割り引き)代理であることを告げ手続きをした。そしてちょうどその時に全員が揃った。かくしてカラオケオフ会へとなる…しかしエレベーターがひどく混んでいる。
 (時間の浪費だ…)そう四封さんが思ったか。それとも誰かが言った「階段の方が早いんじゃ」に触発されたか彼は十階目指して昇り出した。
 「ならばこちらも動かねばなるまい」
 28歳(四封さん)と36歳(僕)は昇り出したが…8歳の差は大きい。六階で僕は息切れした(爆笑)
 「大丈夫ですか?」
 四封さんにいたわられてしまった。
 「ゼハァーゼハァー。もうこれ以上波紋は練れねぇ(このセリフ演出)」
 それでも何とか辿りつく。エレベーターが空いたか。それとも後から昇ってきたかみんなもやってきた。


千代田区・カラオケ館神保町店
09:16p.m


 全員がそろう。軽食店でもやったようにりょういちさん。女神様っの贈り物さんに「名刺」を渡す。
 さて…『カラオケ』と聞いて黙っていられないこの私。しかし一瞬だけ選曲を迷った。
 (賭けってやつかな)構わず歌う。
 『ガガガッ ガガガッ(歌詞はヤバイのでここまで)』
 フツーよほど親しい友人相手でないと歌えない熱過ぎるアニソンを歌う。途中『ゴルディオンハンマー』のところを
『光に…なれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ』とやって受けた。
 どうやら悪い反応ではなかった。真魚さんにいたってはコーラスしてくれるし(多謝)。
 これで火がついたか。アニソンの乱舞。

 シリウスさん。おっとりしていると思いきや『CCさくら』のOP『プラチナ』を。これははっきり言ってめちゃめちゃ難しい。熱い魂を感じた。

 中田そっくりさんさん。『hideやります』と言うから「え? 中田」と思ったらギタリストのhideだった。
 喜久子さん関係では『ナディア』にはまっているらしく『ブルーウォーター』も披露。しかし圧巻は『X JAPAN』の『X』。熱唱。絶唱。あれで力をセーブしていたとは…

 コード未定さん。『君その年でなんでそんな古いの知っているの』と言う感じの古いアニソンを。『ヤマト』なんて二十年前だし『マクロス』だってかなり前だが。

 四封さんと
hideyukiさんは気の毒に少ししか歌ってない。もっともhideyukiさんは出張帰りで体力も残ってなかったかも。

 りょういちさんは歌は詳しくなかったらしい。歌いたくない人間にマイク廻す鬼でもない。
 その分は僕が歌うから(外道)さらに未成年除いて歌ってないこの人から同じ金額を徴収するし(悪魔)

 女神様っの贈り物様とはむしろ話をしていた。朴訥な好青年と言う印象。

 真魚さんは1年か2年ぶりのカラオケだそうで。楽しんでいたようであった。彼とは次の新橋もご一緒させていただくことになっている。

 さて僕は…コード未定さんの逆で齢36にして『仮面ライダークウガ』歌ったりする。地声が高いのでハイトーンはさほど苦にしない。2コーラス目から最後にかけての間奏部分で即興で『EPISODE2 変身』の一幕をやってのける。
 『刑事さぁん。大丈夫ですかっ。何しに来たっ。闘います。まだそんなことをっ。こんなやつらのために、これ以上誰かの涙は見たくない。だから見ててください。俺のっ変身。(ここでポーズ)変身!!』
 これは五代がはじめて自分の意思で赤いクウガに変身した場面で当然だが変身ポーズでしめた。
 とりあえずウケたがあきれ返っていたのだろうな。いいんだ。盛りあがれば。

 楽しんだが遠い人もいるし僕自身も翌日は朝から仕事。真魚さんがメインとなって『魂のルフラン』をみんなで熱唱して大盛り上がりの内にオフ会は終了した。


千代田区・神保町
11:25p.m


 なんとなく名残惜しくてカラオケ店の前でしゃべっていたが時は待ってくれない。挨拶を交わし散る。
 僕は巣鴨だからそこから神保町に行けば早いがなんとなくそれも無粋で一緒に秋葉原駅へと出向く。
 僕は山手線。四封さん。女神様っの贈り物さんは京浜東北。だからこちらも田端まで一緒の電車に乗って帰る。そして田端でお別れ。
 (楽しめたな…またやりたいな…ま…今度のコンサート前があるか)
 飛び乗った山手線でそんなことを考えていた。



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