2016年7月。
 例年だと夏休みはコミックマーケットに出向いた後、だらだら過ごしてしまっていた。
 それをもったいなく思った僕は旅行を思い立つ。
 目的地は涼を求め北の方。
 そこでまだ出向いたことのない札幌ドームに狙いを定めかける(ちなみに札幌自体は三回ほど)
 この年はそのころに試合が組まれていた。

 だが、丁度そのころ「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」がアニメ放映中。
 それならむしろ「頃合い」と思い作中の舞台である架空の町。「壮王町」のモデルとなった仙台へと出むくことに決めた。

 しかしそれはプランを大きく変更せざるを得ない羽目に陥る。

城弾の奇妙な旅行

ガラスメンタルは砕けそう

2016/8/16〜17

8/16(火)

「聖地巡礼 その1」

 珍しく構想より早めに出て三十分ほど前に東京駅に到着。
 09:36発の「はやて11号」で目的地に。
 座席は行きは昼なので景色の見える窓側指定。

 東京を出ると大宮に止まり、その次が仙台。ものすごく早い印象。

 朝食を済ませて出発。昼食には早く。
 車中ではビールとコーヒーで(笑)

11:07a,m
仙台駅

 ホームに降り立つ。当然だが『空気が違う』。
 求めていた涼しさ。
「青葉城恋歌」の発車サイン音で乗ってきた電車が去る。
 ご当地ソングだな。

「聖地巡礼 その2」

 久しぶり。実に11年ぶりに仙台にきた。
 まぁその時点でもう「第四部」は完了してたんで、聖地巡礼も行けたんですがその時は発足したばかりの楽天イーグルスを見に

 ホームを降り在来線乗り換えはせず、まずは徒歩で。
 とりあえずは宿を目指してみる。
 そこでついたのがここ。

 四部。そして同じ壮王町を舞台とする八部で、ともに主人公のジョジョに友好的なキャラに共通する「広瀬」という苗字の由来の通り。
 もっとも広瀬川の方かもだが。

 通りにある地図を確認した時に目についた地名。
 足をそちらに向ける。
 その地の名前。

「花京院ンンンンンン」(笑)
 この辺りが花京院の名の由来か。

 そこで一息入れて、そして足は動き出す。

「聖地巡礼 その3」

 四部一話で空条承太郎が広瀬庚一に尋ねていた際に口にした東方仗助の住所である「定禅寺」の名を持つ通りに。
(原作確認。発音は同じだけど字面変えてた)
 何の変哲もない通りではありましたが。

 このころお昼時でだいぶ空腹を覚えたものの、行った時期がお盆ゆえか休みの店が多くて閉口した。
 店のありそうな表通りを目指していく。

 ここはたまたま見つけた。
 のちに別の場所でも。

 そして見つけた。今夜の宿。

 かなり大きいのが遠くからでもわかる。
 ホテルで荷物を預かってもらうのも考えたが、そのまま歩いた。

「聖地巡礼 その4」

ぶらんどーむ一番町
01:10p.m

 「聖地巡礼」の最後の目的地が商店街にあり、そこで何とか昼食をとれた。
 せっかくだからと仙台らしさを求めたら大半休みでここまでずれた。
 いや、牛タンの店は多かったけど気分的に魚だったので。
 望み通り海鮮丼で。ンまぁーい(笑)

 食事の前後で地図確認。
 最後の目的地をチェック。
 ほどなくしてそれは見つかった。

 四部に出てきた「靴のムカデや」は実在した!
 実際は店舗は大きく違ってて名前だけで。
 靴は取り扱っていたけど和装小物がメインのお店。
 ちなみに「ボタンつけ」はしてなかったけど「鼻緒の修理」はしてくれるようで。

 ちょっと男には敷居が高い。
 例えるならデパートの化粧品売り場に迷い込んだっつーか、下手するとランジェリー売り場に迷い込んだような感じっすよぉー。

 杞憂だった。
 確かに男性客は珍しいみたいですが、それだけに「目的」は共通で(笑)
 すぐにジョジョの聖地巡礼と、言葉でなく心で理解されたっ(笑)

 誓ってもいいっ。この二枚の写真はこちらがせがんだのではなく、あちらから「撮るならどうぞ」と言われたものっ。

 ちなみに左。この「お菓子」にも意味があるっ。

 店の人。「もうすぐ(アニメでこの店が)出てきますね」
 話通じすぎだ(笑)

 前述のとおり女性向けのものが多くて、買うものを探す羽目に。
 きれいなものが多かったが割れものばかりで東京まで持ち帰ることを思うと無理。
 結局は手拭いがデザイン的にもよかったのでそれを購入。
 いろいろ見まわして何も買わないのも失礼と思ったのもあるが、もう一つの目的のほうが大きい。それは

「領収書」ッ!
 この店ではサービスとして買い物をして、希望すると吉良の名義で領収書を切ってくれるっ。

 ちなみに「むかでや」さんをググると所在地や電話番号も明記されているので、これもそのままアップした。

 予定したチェックイン時刻にはまだ早いので、少しだけジョジョと無関係なところを目指すが、途中で迷って(笑)時間も来たのでホテルへと。

 その際にたまたま見つけたのがこれ。

「楽天の試合を見に行こう その1」

 ホテルへと近寄りつつ撮影も。

 ここは四部で空条承太郎が逗留した「壮王グランドホテル」のモデルとなった場所とか。
 それで選択した。
 ちなみにこの時の宿泊料金は禁煙シングルで7300円(楽天トラベル)。

 チェックすればするほど「ドレスコード」が不安になるホテルで(笑)
 でもちゃんと泊まれました。

 泊まった部屋の番号がよりによってこれ(笑)
 この部屋番号は、みんな乾巧ってやつの仕業なんだよ(笑)

 荷物を下ろし一息入れてシャワー。
 服は替えないでそのまま。
 ボディバッグの中から小さなボディバッグ(笑)
 折りたたみ傘。選手名鑑。もちろんチケットを入れて部屋を出る。

 当初は以前のように歩くつもりだったけど、遠いから電車を使うことを勧められる。
 ホテルの真ん前が地下鉄の駅だけど、その「広瀬通駅」からはkoboスタ宮城にはいけない。
 なので素直にホテルの人の言葉(ちなみに女性)に従いJRで。

 その途中「牛タンの店」で立ち止まる。
 女の子が呼び込みをしている。こちらに気が付いたので営業時間を尋ねた。
 十時半までという。それじゃ試合終ってからではきわどいなと思ったが、まさかあんなことになろうとは。

「楽天の試合を見に行こう その2」

JR仙石線・あおば通駅
05:01p.m

 JRなのに地下に駅が。
 四つほど乗ると球場最寄り駅の宮城野原駅が。

 JRの駅である。阪神のように同じ企業のそれではない。なのに

 いたるところがイーグルス。
 阪神や西武ならわかるけど、関係のないはずのJRがこれである。
 いかに地方密着かわかろうという物っ。

koboスタ宮城
05:25p.m

 駅から歩いていると割といい天気。

 例によってドームの時と同じく外周一回りして雰囲気を。
 一塁側でとったのでそちらがゴールになるよう三塁側から回り始める。
(ちなみに楽天は三塁側ベンチ)
 回り始めたのは良いが、レフト側で足止め。
 特別の席らしい。

 このアイディアはいいな。よくロッカーをひいき選手の背番号のでとるケースはあるが、選手そのものというのは。

 このころにはだいぶ曇ってきていたがまだもっていた。
 台風の接近もありレインポンチョを売ってくれるという。

「だが 断る」(これ言いたかっただけだろ。実際には言ってないけど)

 こちらは巨人ファンなんでね。
 あと普段ドームでの観戦で行きや帰りに降られるのは頭にあっても、試合中というのはピンと来なくて。

「楽天の試合を見に行こう その3」

 入場を果たす。
 スタメン発表真っただ中。
 楽天のは祭囃子というかそんな感じで。

 エキサイティングフィールドシートとあるがドームで言うエキサイトシートだろうか? 知らないで買った男(笑)
 その通り。目の前がファウルゾーン。
 出入りに制約あるらしく、慌てて弁当とビールを買いに行くがとうとう降りだした。
 いったん避難。

 何とかやんでプレイボールがかかる。
 考えてみれば相手のロッテもかつてはここを本拠にしていたか。
 そう思うとなかなか面白い。

 また雨が降ってきた。二人出塁して三番・角中というところで審判が中止を宣言。
 一斉に通路に避難するエキサイティングフィールドシートの人々。
 僕も例外じゃない。

 二十分ほど待つが絶望的な降り方。
 中には「待つだけ無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ」と帰ってしまう人も。
 僕もホテルに帰りたかったが、もしノーゲームにならなかったらまずいので確定するまで動けない。

 そして中止と。降雨ノーゲーム。
 仙台まできてノーゲームとは……やれやれだぜ。

 駅へと向かう。
 よくある話で小降りに。そしてやんだ。
 できたんじゃないの!?

 かなり腐って歩いていたが、それを一発で機嫌直したものが。
 石ノ森萬画館に続くJR仙石線。その名も「マンガッタンライナー」



 キカイダーが!



 イナズマンが!
 ロボット刑事・Kが。



 そして仮面ライダーが。

 おおおおっ。震えるぞハート! 燃え尽きるほどヒート!

 僕がこっち趣味なので(笑)偏ったが、あらゆる石ノ森キャラクターが描かれた電車である。
 実はこれも目当てだった。

 あおば台駅が折り返しの始発。
 他の客が引けてからしばらく撮影しまくっていた(笑)

「楽天の試合を見に行こう その4」

広瀬通近く
08:10p.m

 降りると早くも翌日の在来線の15時まで運転見送りが告知されて。
 仙石線もなのでこれで石ノ森萬画館へ出向くのは無理に。
 目的の大半が……

 一旦ホテルに戻る。
 割引券があったのでホテルのレストランでと思ったら、改めてみると中華。
 別に仙台で食べなくても。さらに言うと一割引きでもかなりのお値段。
 諦めて街中に。
 そして営業時間を聞いた牛タンの店に。

 ちゃっかり聞いていたのが「楽天戦のチケットを見せるとビール一杯サーヒス」と。もちろん行使した(笑)
 以前も食べたけどさすが名物。美味。

 そのままホテルに戻ってもつまらんのでアーケード街を歩くけど、めぼしいものは見つからず。
 仙台駅まで出向いたので面倒になって地下鉄で一駅のホテルまで。

 ホテルに戻り風呂に入る。
 ユニットバスは狭くて好きじゃない。
 お湯がたまるのも時間かかるし。
 京都にロケハンしたときの拠点にした決め手が大浴場というのもあったくらいで。
 このホテル。とても豪華だけどあと大浴場があるともっと素敵だったろう。

8/17(水)

「ガラスメンタルは砕ける寸前 その1」

江陽グランドホテル
07:12a.m

 実を言うとホテルでは安眠できないタイプ。
 豪華すぎるのかベッドで寝つけなくて。
 ところが今回は一度起きたきりで朝までGood Sleepと。
 涼しさもあるが疲れも無視できまい。

 窓から外を確認。大雨だった。
 空と同様の曇った心に。

 風呂に入り、今度は服を一新し、朝食へと向かう。

 前日に和定食と指定したのでそれが。
 勝手にバイキングをイメージしていたけど。

 ごはん。味噌汁。焼き魚。漬物というオーソドックスなもの。それは良いがとろろまで。実は苦手。
 しかし宮崎に出向いた際に飲んだらそれまでダメだった焼酎が行けるようにも。
 ならばと試してみる。
 ンまぁーい。味に目覚めた(笑)

 食後の緑茶を飲みつつ外を見る。
 ひどい雨と風だ。

 すでに石ノ森萬画館は断念。
 それどころか出られもしない。
 なのでOK貰ったので「ホテル内観光」を。

 ホテルオーナーの趣味で多数の美術品が展示してある。
 それを撮影したものを。

 これが正面の入り口。

 サイドは甲冑の騎士が守ってたり

 スフィンクスが番をしてたりと鉄壁の守り。

 様々な展示物でまるで美術館。

「ガラスメンタルは砕ける寸前 その2」

 部屋に戻りテレビで情報を。
 やはり電車がダメ。天気は昼には何とかなりそう。
 チェックアウトのリミットは11時だがぎりぎりまでいたことに。

 荷物を預けることも可能だったらしいが、一度ここによる必要が出るし、さほど重くもないのでそれはしなかった。
 同時にチェックアウトしたバイカーはバイク置いてったけど(笑)

広瀬通駅前
11:02a.m

 最初はアーケードも近いし、ちょっとしのいでお昼も食べたら移動と考えていた。
 しかし前夜散々回ったし、雨もだいぶ弱くなってきた。
 そして市内を巡回する観光バス。るーぷる仙台の停留所が目の前に。

 それで仙台城跡を目指した。

 レトロな外見のバスに乗っていたのは最初こそ僕だけだったが、さすがに仙台駅では大勢乗ってきた。
 しかしこの嵐でこれに乗る?
 ああ。事情は僕と同じか。

仙台城跡
11:45a.m

 仙台城。別名青葉城のあった場所に。
 山と広瀬川を活かした天然の要塞。
 その跡地。

 仙台城跡と来たらこちら。伊達政宗像。レッツ・パーリィー(笑)

 ここでやっと雨が止む。
 雲はかかるが動きが早い。

 仙台城跡から取った仙台大観音。デジカメの望遠機能が最大に生きてる。

 少し歩いて食事できるところを見つけた。
 休憩。

 出たら真田幸村殿と片倉小十郎殿が「おもてなし」のために出陣していた(笑)
 あちらこちらで撮影が。
 僕も頼まれてシャッターを切った。

 資料館に入る。興味深いものがいろいろ。
 なんと甲冑は実際に鉄砲で撃って、耐久力テストをしたと。
 その実物が展示されていた。

 この資料館の売りがCGで再現した仙台城のムービー。
 無料(というか入館料のうち)なんでしっかり見てきた。

 仙台城跡でまだ時間がだいぶある。
 次の観光地を定める。

「ガラスメンタルは砕ける寸前 その3」

三居沢水力発電所
02:45p.m

 るーぷる仙台の停留所で目についたのがここ。
 発電所なんてめったに見られるものじゃない。

 この時点ではすっかり晴れて暑くなっていた。
 バス停から結構歩いて喉からから。
 何とか見えてきたのがここ。

 イメージしていたのは広瀬川をせき止めているダム。
 広瀬川はかかわっているけど、そこから取水して水車を回して電気を起こしたのが始まりとか。
 もともとは紡績工場だったけど、結果として日本初の水力発電所に。

 水が通るパイプ。

 一通り見て、るーぷる仙台のバス停には戻らず、眼前のバス停に。
 目的地は同じ仙台駅だし。

「ガラスメンタルは砕ける寸前 その4」

仙台駅
03:55p.m

 一度ここにきて、そこからまたどこかにと思った。
 しかしさすがに疲れてティータイム。



 まったりしすぎてなんかもう動くの嫌になった(笑)
 「計画は綿密に」とか言われても自然の驚異には勝てなかった。

 たまに地方のほうがフラゲできたりするので、それを期待して駅前のアニメ系ショップに。車中で読むラノベ探し。

 アニメイトで「ダイヤモンドは砕けない」を流して、原作をまとめて売っていた。
 そして特集記事なども。
 直前の七夕でジョジョとのコラボも終わっちゃってて。
 なんと江陽グランドホテルでもいろいろしていたらしい。
 けどこの時点じゃもう何もなかたけど、これだけで何となく満足した。

「さよなら仙台〜黄金の心〜」

仙台駅構内
05:34p.m

 今一度koboスタ宮城にと思ったけど今度はチケットもないのでなんかむなしいなと。
 五時半になり土産のチョイスにかかる。

 それを買いこみ今度は車中の自分用。
 行きはなかったので帰りに駅弁と。
 せっかくだから「暖かくなる弁当」と。
 やはり牛タンで(笑)
 それとビールと日本酒一合(グラスつき)も。

 待合室でぐったり。落ちないように気を付けていたけど。
 やがて時間になり新幹線に乗り込む。

新幹線「はやぶさ342号」
07:02p.m

 行きは午前中故に景色を見るため窓際指定。
 帰りは夜なので景色は期待できないので、トイレなどに出やすい通路側を指定。
 しかし窓側に誰もいなかった。二か所独占(笑)でも通路側に座ってたけど。
 仙台を出ると次は大宮停車。まさか大宮から東京までで新幹線は使うまい……以前あるイベントのあった新横浜から東京まで新幹線乗ったけど(笑)
 それとろくに調べてなかったけど停車駅には上野もあり。
 詳しくは言えないが東京まで行くより、上野で降りちゃった方が都合がよい。

 新幹線は動き出す。
 弁当を温める仕組みを発動させるひもを引っ張り、ビール飲みつつ待つ。
 牛タン弁当を食して、ゆっくりと一合の日本酒を味わう。
 疲れているはずなのに寝なかった。

 そして考える。
 二時間あれば新幹線は東京から仙台まで行ける。
 自宅からでも三時間か?
 仙台からやはり色々余裕を見て三時間もあれば石巻に行けるかと。
 つまり朝六時に出ればお昼に到着し、三時間堪能してまた六時間。夜九時には東京と。
 天気を確認して日帰りで行けるな……と。

 東京に着くまでそんなことをもくろんでいた。

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