オフ会in新橋

2000/7/9

秋葉原駅
10:36a.m


 真魚さんとの待ち合わせ地点。秋葉原の東京方面ホームに降り立つ。もっとも乗って来た電車そのものが東京行きだったから本当にただ降りただけだが。
 (あれ? さすがにまだ早かったか)
 真魚さんの姿は見えない。彼は総武線を使うので東京へ行くなら秋葉原乗り換え。そこでここで合流する事になっていた。
 東京駅を使わなかったのは広くて相手を探すのに骨が折れるからである。
 待ち合わせの時間は四十五分。偉く半端だが新幹線の東京到着が11:14。
 11時合流だと際どいし10時半だとかなり時間を持て余す。
 ジュースでも飲もうと自動販売機に向かって『やっぱいいか』と気が変わって振り向いたら真魚さんがこっそり接近しようとしていた。脅かすつもりだったらしいが僕の気まぐれで失敗。とにかく合流は果たしそのまま東京へ。


東京駅
10:42a.m


 本来の待ち合わせ時間より前に東京到着。しかし二人とも東京の人間でありながらこの駅には詳しくない。新幹線の改札と言うのが
Takeshiくんの指定だったので位置を確認…したのはいいがひまが出来た。本屋に入ったりして時間を潰したがその内にもう一人の合流者。mo−riさんと合流する事を思い立ちPHSを取り出した。
 車の免許を持たない僕はもっぱら電車での移動のためむしろ地下に強いPHSが重宝する。相手もPHSだったので尚更いい。
 八重洲口の改札の辺りにいると言うmo―riさんに来る様に呼びかけ程なくして長身の青年が現れた
 最近流行りのタイプの細いサングラス。上から下まで黒づくめ。初対面の相手に緊張しているように見える。いや。呼ばれて出向けば白づくめのサングラスと言う怪しい男。それでびびるなと言うほうが無理か。幸いに真魚さんがいたので問題はなかったが。
 互いに挨拶を交わして3人で待つ。ところが確認して見たら新幹線の改札は二ヶ所あると言う。
 『TMR西川貴教そっくり』『黒いシャツ』『ケロちゃん(笑)』と記号はあるもののむこうが知っているのは僕の顔だけ。二手に分かれるのはリスクが大きい。
 電話連絡で指定席とわかっていたので座席指定の車両から近いであろう改札で待つことにしてその旨を伝えた。『中央口で待つ』と。
 しかしこれが裏目に出た。到着時間をすぎても降りてこない。電話がかかってきた。
 中央口は中央口でも東京駅そのものの八重洲中央口を出てしまったと言う。
 またホテルも中央口から至近距離。そして神奈川県民のmo―riさんはもちろんの事。僕も真魚さんも東京駅の利用はほとんどない。秋葉原なら自信はあったが(爆)
 とにかく3人とも疎かったために食い違いが出た。だが八重洲中央口を出たところで黒いシャツの
Takeshiくんが寄ってきた。ここでも白づくめと言う目立つ格好が効を奏した。
 若干の問題はあれど合流は果たし再び挨拶を交し合う。そして先にチェックインすべへく『ビジネスホテルハイマート』を探す。
 小さなホテルでちょっとわかりづらかったが何とか見つけチェックイン。
 「良し。新橋へ移動しよう」
 合流地点たる新橋へと移動した。


新橋駅
11:51a.m


 新橋到着。銀座口を出るつもりが間違えて烏森口。そこで
Takeshiくんの様子がちょっと妙だった。2度目の上京なのに知り合いにあったような…事実、知り合いだった。
 「紹介します。大阪会場でカメラマンを務めたバウリンさんですぅ」
 我々はこの男を知っている。いや。大阪会場の様子を掲示板で知っているっ!!!
 『夏のうきうきツアー』大阪会場で『出会いのカメラ』のカメラマンを務めた男と。
 
Takeshiくんも大阪会場に参加していたから知り合ってても不思議はない。
 聞けば掲示板でこの日程を知り参加を決めたらしい。むろんこう言うのを望んで掲示板に表記しまくっていたのだから大歓迎である。
 五人で固まって待ち合わせの銀座口へと出向く。邪魔にならない位置で会話していると今度は良く知った顔が。オレンジ色の憎いやつ(古過ぎのフレーズ)中田そっくりさんだ。
 さすがにこの挨拶は同世代の
Takeshiくんと熱く交わす。実は『メル友』とか。後に『相方』と呼び合う男たちの邂逅だった。
 (ふっ。漢達は一瞬の内に莫逆の友になれるものよ)←思いっきり演出。

 合流時間の正午を過ぎるがあと二人が来ない。長野からのトーヨーサッシくんと神奈川からのたなごんさんだ。
 トーヨーサッシくんは事前に掲示板で『紅いジーンズ』を履いて行くとあったのでそれを目印に探していた。
 「あれそうなんじゃ?」
 「女だろ。アレ?」
 「実は女だったりして」
 うむうむと頷いてから僕は慌てて否定した。
 「違う違う。本名知ってる。ちゃんと男だ」
 これで男に絞られたが意外に紅いジーンズを履いた男は多い。だがトーヨーサッシくんは互いに携帯の番号を教えあっているからいいが問題はたなごんさんだ。
 こちらの携帯・PHSのナンバーは全員に伝えたがたなごんさんのは知らない上に服装の特徴も聞いてない。こちらから探しようがなくてみんなで頭をひねっていたら
 「すみませーん」
 青年が一人。慌てて駆け寄ってきた。紅いジーンズではなく迷彩色のズボン。
 「もしや」
 「遅れてすいません。たなごんです」
 探すのが一番厄介な人と合流を果たした。あとはトーヨーサッシくんだが…

 新橋集合は正午。カラオケ店の予約は十二時半。三十分の余裕は遅れて来たりを見越してである。この時点で十二時十五分。こちらから携帯に連絡を入れてみるがつながらない。
 「電車に乗ってて電源切っているのかな?」違った。後から折り帰しで掛かって来た。
 『もしもし。茂木さんですか?』
 「ハイ。今どこなのかな」
 挨拶もそこそこに現在地点を尋ねた。
 『ちょっと道に迷っちゃって…銀座にいるんですよ』
 「銀座!?…もしもし。もしもし」切れた。
 「圏外に入ったか」
 昼食を摂るつもりだったがちょっと都合がつかない。それどころかカラオケも危ない。トーヨーサッシ君から連絡が来ることを見こして『携帯』を中田そっくりさんに預け僕自身はPHSでカラオケ館新橋東口店に予約確認をする。
 何度かやり取りしてどうにか新橋へついたようだがそれらしい人物は見当たらない。地下鉄で迷ったのかもしれない。僕は様子をを見に銀座線の入り口を見に行った。そのときだ。
 紅いジーンズに黒いシャツのハンサムボーイが飛び出してきた。
 (あの慌て方。もしや)しかし外していたら恥かしいが…そうも言ってられない。そのハンサムボーイに声を投げかける。
 「もしや君…トーヨーサッシさん?」
 「ハイ……そうですけど!?」
 ハンサムは怪訝な表情をこちらに向ける。無理もない。白づくめの上にサングラスと言う強面にいきなり自分のハンドルネームを呼びかけられれば。
 「やっぱり。初めまして。僕が茂木忠です」
 その瞬間。トーヨーサッシ君の緊張が解けた。不慣れな東京。迷路のような地下鉄。過ぎた待ち合わせ時間。顔のわからぬ待ち合わせ相手。もっともだ。
 僕は右手親指を突き立てみんなに「いた」と伝えた。
 多少の遅れは計算して三十分のタイムラグは入れたがこんなに有効に活用されるとは思ってなかった。
 むろん、僕が長野に出向けば逆になるのはほぼ確実。言えた義理ではないが。
 とにかく揃った所で会場へと移動する。


カラオケ館新橋東口店
12:34p.m


 以前の神保町のオフ会でろくに自己紹介もしないではじめてしまった反省から歌を入れる前に改めて自己紹介を交わす。そしてスタート。
 元々がTM Network及び小室哲哉つながりが発端。だからジョイサウンドだしオープニングは「TMNメドレー」にしようと呼びかけていた。
 掲示板で希望を募った結果六曲の順は以下のようになった。
 『Come on let’s dance』は僕・茂木忠。続く
 『Come on everbody』は静かなる男。mo―riさん。
 『Love Train』は大阪…もとい。Takeshi君。
 『Self Control』が中田そっくりさん。
 『一途な恋』はたなごんさんだったがそれほどTMに強くない彼はわざわざ友人から『一途な恋』のCDSを譲り受け練習したとのこと。その甲斐あってとてもいきなりと思えない見事な歌いっぷりでFanksの度肝を抜いた。
 そしてラストのトーヨーサッシ君が『Get Wild』で見事にしめた。
 自分以外にFanksが揃うなんてめったにないからぜひともと半ば(…いや…かなり…)強引に推し進めたが大成功ではあった。

 真魚さんにはメドレーの次を伝えていた。元々は彼とはコンサートの前に同行を僕が申し出たのだがその後カラオケをライブ前にやることになり誘いをかけたら快諾してくれた。
 佐野元春の『Some day』と言う僕辺りにはたまらないチョイスであった。

 それを一気にアニメ寄りに戻したのは(念の為に言うが『一気』にでありどの道そっちに行っていたであろうと言っておく)バウリンさん。
 『ときめきメモリアル2』のヒロイン。光の歌う『勇気の神様』だ。
 演じた野田順子さんは関西の方と聞く。そう言えば『ラブひな』のキツネの関西弁はかなりしっくり来ている。
 そう。バウリンさんも関西。

 あいかわらずのテンションだった中田そっくりさんだが寝不足らしくちょっとだるそうであった。しかし自分の番にはテンションあげまくり。
 ここでも『X』を絶唱。

 静かなる男。mo―riさんはそのイメージに似つかわしくない『機動武闘伝Gガンダム』
前半OPテーマ『Flying in the Fly』を。
 血がたぎる…悪いと思ったが出だしの間奏部分で
 『おれのこの手が光って唸る。お前を倒せと輝き叫ぶ。ひっさぁつ!! 
シャアイニィィィング……フィンガァァァァァァァァァァ』
 そう。『Gガン』前半のドモンの決めセリフである。mo―riさんがびっくりしたのは言うまでもない。さらに後半の間奏で
 『流派! 東方不敗は王者の風よ! 全新系裂 天破侠乱
 見よ! 東方は赤く燃えているぅぅぅぅぅぅぅ』
とやらかした。
 すまない。邪魔して…実はこれは神保町でもやっていた。しかも自分で歌って自分で。
 ちなみに神戸のパフェ隊の向こうをはってこの一行には『79カラオケ隊』と名づけられるが命名者は彼である。

 今回のいいだしっぺ・Takeshi君も寝てなかったようだ。またこのルームがやたらに暑かった。冷房強化を依頼しても効きやしないが…男が8人もいて歌っていれば室温も下がるわけはないか。閑話休題。
 中田そっくりさんとはメールでやり取りしていたらしくいきなり意気投合していた。
 また(本当は持ちこみ禁止だが)大阪土産を部屋で配っていた。
 歌のほうは他の面々のTMナンバーに乗ったり自身もTK(小室哲哉)の歌を歌ったりしていた。
 また周知のように彼はTMRevolution西川貴教に良く似ているのだがその彼が『High pressure』を歌うと言うのも洒落が効いてて面白い。

 トーヨーサッシ君はTMNファンであると同時にB
'zのファンでもある。だからB'zのナンバーも歌ったが特筆すべきはB'zナンバーじゃなくてCHAGE&ASKAの『Something There』をさらっとよどみなく歌ってのけた事である。
 これは全詩英詩なのだ。彼と中田そっくりさん。そしてTakeshiくんはスーパーユニット『中Take with T』を結成する事になる。

 そしてCHAGE&ASKAで忘れられない存在となったのはたなごんさんのその美声。
 自慢じゃないが僕はCHAGE&ASKAは疎い。その僕を…いや。その場の全員を『YAH! YAH! YAH!』のコーラスに引きずり込んだ。
 僕がTMに強い思い入れが有るように彼はCHAGE&ASKAに強い思いがあるようだ。
 もっともその場の全員が井上喜久子様っに強い思い入れがあるわけだが(微笑)

 さて…僕の狂態にも触れておかねばなるまい。
 最初こそこのイベントの主旨にのっとり『Be Together』でスタートした。
 ちなみにそのチョイスは僕のほうがどうやらTMファン暦が長くていろんな曲に対応出きること。故にメジャーは譲ったがかといってあんまりマイナーで引かせてもいけない。
 だから鈴木あみがカバーしたこのナンバーを選んだ。ちなみに2バージョンあったがもちろんTMバージョン。
 そんなおとなしいのは序盤だけ。続いていきなり神保町でやらかした『勇者王誕生』でトーヨーサッシ君の目を丸くさせた。
 「いやあ…力強いですねぇ…」
 そう語る彼の頬に脂汗が浮いていたようだが…
 そのあとTMRで『WHITE BRESS』を歌う。実はこれは『2人ばおり』をやるつもりだった。
 そう。僕が歌いTakeshi君が歌うフリをすると言う…本人がTMR歌っちゃ仕方ないが。
 そしてここでも神保町同様に『仮面ライダークウガ』を絶唱。この神保町オフ会の様子は既に公表していたので知っていたらしい。
 真魚さん。中田そっくりさんも2度目なのでわかっていたがそれでも目の当たりにする面々は驚いたようである。もちろんまったく同様にやってのけた。
 『これそのままテレビで使えるで』(byバウリンさん)
 『あの…そんなセリフ入るんですか? 画面に出てませんでしたけど』
(byトーヨーサッシ君)
 元々は『変身』だけだったが間奏の長さに対してそれでは寂しいので直前の雄介のセリフが入りとうとう一条とのやり取りまでやるようになってしまった。
 そのうちズ・ゴオマ・グのグロンギ語まで入れかねないな…
 最後はTM Networkの『Happiness×3 Lonliness×3』で締めた。バラード系を考えたが本番はこのあと。テンションを下げる事もない。

 そしてグランドフィナーレはTKスーパーヒッツメドレー。しかしこれはアドリブ。対応できる人間が少ないしさすがに3時間はロングランでしかも部屋が暑くてみんな口数が少なくなっていた。
 (失敗した)そんな思いを救ってくれたのが関西同盟。
 メドレーのラストがH Jungle with Tの曲だった。
 元歌が関西だからか。二人の関西テイストが組む事に寄って相乗効果をもたらしそれなりのグルーブ感を生み出してまずまずの締めくくりとなりプレオフは成功の内に終わった。

 関西人や長野の人までいるのでこのメンバーが揃う事は難しい。だとしたらまさに一期一会。果たして…良い思い出になりえたのか。
 それを考える間もなく僕達は新橋駅へと出向く。
 そうだ。本番はこれからなのだ。

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